鷺とエコライフと日田林高(その2)・・センチュウに思う
平岡氏達のブースの後は、色んなブースを拝見しました。傘の布を再利用したバック、荷造り紐のエコバック。
ちょっと目を引いたのは、新聞紙で丈夫に作ったエコバック。

そして鍋帽子。
この鍋帽子は、ガスで10分炊いた後、鍋座布団の上に鍋を乗せ、鍋帽子を被せておくと、余熱でご飯が炊ける、と言うもの。
現在商品化されているそうです。

そして、写真で目を引いたのはこれ。
イチジクの生ハム巻き。

実は、その前の週末の朝、海外の新婚さんが朝ごはんを作ってダーリンに食べさせると言う番組があって、クロアチアの新妻が、ダーリンにイチジクを十字に割り、生ハムを巻いたものを付け合わせに盛っており、
そのイチジクの甘酸っぱさと生ハムの組み合わせが絶妙で、癖になる美味しさ、と紹介してあったから、その品種って何だったのか、凄く気になっていたんです。
そんな時に、この写真ですから、目が釘付けになってしまったと言うわけです。メディアの力は凄いですね。思わず写真を撮ってしまいました。(笑)
『これは日本に普通にあるイチジクだよ~。』と。それにしても、ジャムの様な艶。美味しそうです。
最後に回ったブースでは、竹のリサイクルとして、粉砕して針状にした竹をココチップ状の資材として、堆肥と一緒に土に混ぜるものだそうです。

『これを混ぜると、虫がわきにくくなりますよ。』
期待して、その日そのまま山の畑に直行して、牛堆肥といただいた竹チップ2袋と肥料を混ぜ込み、残りの玉ねぎ200本も植え付けて来ました。(*^ ^*)
さて、どんな風になりますやら・・。
最後に、もう一度日田林高さんのブースへ行き、先生に私がどうしても気になっていたことをお尋ねしました。
それは、カミキリムシとセンチュウの関係。
私がブルーベリーを育てている中で、コガネムシの幼虫がいない苗で突然死する原因のひとつにセンチュウを疑っており、そのセンチュウを媒介するのがカミキリムシではないか・・???
と気になってしょうがなかったのです。
『色んなカミキリムシがいますが、どのカミキリムシも気管にセンチュウを保有しています。』とのこと・・。
実は、私がブルーベリーを松材チップのマルチで育てた時、松目当てにやって来たのは、白蟻でした。また、白蟻とコガネムシの幼虫のどちらも入っているものもありました。
ところが、どちらもいないのに突然枯れてしまったのが苗木もあるのです。
途中まで、とても調子よく育っていたのに、突然枯れてしまったのです。
そんな頃、ふと目にしたのが松くい虫について書かれた本を目にしました。
その頃は、まだマツノマダラカミキリとセンチュウの関係だけしか知りませんでした。
でも、色々検索していくうちに、少しづつ掘り下げたことがわかってきました。
マツノマダラカミキリの羽化した若い幼虫が木の皮を食べる時、その腹部第一気門からセンチュウが青変菌と共に樹木の気管内に移動します。センチュウは、最初は柔細胞と材内に少量存在する菌類を摂食しつつ増え、やがて木が枯れる頃には青変菌を食べ物として成長します。
元気な松は、松ヤニでセンチュウをヤニで死滅させるのですが、虫に食い荒らされると松ヤニでセンチュウを死滅させることができなくなってしまいます。
そんな弱った松にマツノマダラカミキリが誘引され、やって来て産卵します。弱った松なら松ヤニで虫を攻撃できなくなるから幼虫がいくらでも成長できるのです。
カミキリムシは、自分が腹部第一気門に保有しているセンチュウと細菌達が木を弱らせてくれるお陰で子孫繁栄できるわけですから、センチュウ様様ですね。
越冬したカミキリ幼虫は5-6月に蛹になります。そのころセンチュウは蛹室周辺に集まり、体内に脂質を蓄え口を持たない耐久型幼虫(カミキリではなく線虫の幼虫)が現れます。
カミキリが羽化するとともにこれらのセンチュウが青変菌と共に、カミキリ新成虫に乗り移り、腹部第一気門などから気管内に侵入します。
そして、枯れた松だけが取り残され、カミキリムシ達は別の新天地で弱りかけた木の皮をガブッ!
線虫がマツの枯損を引き起こす詳細なメカニズムは未だ完全に明らかになってはいない様ですが、線虫の摂食刺激によって生じる仮道管の気泡や漏出細胞質による閉塞、
分散した線虫による全身的な過敏感反応、センチュウの持つ酵素や有毒物質、共生細菌の生産する毒素などがその候補に挙げられているそうです。
そんなわけで、私は、ブルーベリーにもカミキリムシの被害を受けた時に、同様のことが起きているのではないか、そう限りなく怪しいと思っているわけです。
特に、ブルーベリーにやって来るカミキリムシが、先生がおっゃる様にセンチュウも保有していると言うことになれば、
カミキリムシが同時にセンチュウ(種類は不明)が捕食する細菌(これも種類は不明)も保有している可能性はとても高いと思いませんか???
あくまでも私の推測ですが・・・。
そんな風に思うのは私だけなんでしょうか。
でも、詳しい文献があるのかないのかもわからないのですが、いつか日田林高の生徒さんが研究をして下さればなぁ・・、と思います。(^ ^)
そして、松ヤニ・ブルーベリーの葉っぱ・ブドウの種子の共通成分として、プロアントシアニジンと言う物質。
これを弱った木に与えることで松ヤニと似た様な効果が得られないのでしょうか・・。これもあくまで希望的推測。
最近、検疫の方法が変わり、苗木の輸入が難しくなったとか聞きます。もともとマツノザイセンチュウ(マツクイムシ)は、木材を通じて日本に持ち込まれたものであろうと言われています。
いくら苗木の輸入で検疫を厳しくしても、建材・廃材・チップなどを通じて耐久型幼虫(カミキリではなく線虫の幼虫)が入ってくる可能性。これがマルチのチップから樹木に移行できる方法があるのでしょうね・・。
だからこそ、現在松くい虫の被害が後を絶ちません。
センチュウがいるところには細菌や細菌が出す毒もあるかも・・。ブルーベリーの突然死の原因な気がする今日この頃な推測話でした・・。
ちなみにmonalisaさ~ん、1966年にフランス・ボルドー大学のJ.マスケリエ博士が、フランス海岸松エキスの樹液に
ポリフェノールの一種であるOPC〔オリゴメトリック・プロアントシアニジン〕を発見されたそうです。
同様にブルーベリーも気になるところです。
ちょっと目を引いたのは、新聞紙で丈夫に作ったエコバック。

そして鍋帽子。
この鍋帽子は、ガスで10分炊いた後、鍋座布団の上に鍋を乗せ、鍋帽子を被せておくと、余熱でご飯が炊ける、と言うもの。
現在商品化されているそうです。

そして、写真で目を引いたのはこれ。
イチジクの生ハム巻き。

実は、その前の週末の朝、海外の新婚さんが朝ごはんを作ってダーリンに食べさせると言う番組があって、クロアチアの新妻が、ダーリンにイチジクを十字に割り、生ハムを巻いたものを付け合わせに盛っており、
そのイチジクの甘酸っぱさと生ハムの組み合わせが絶妙で、癖になる美味しさ、と紹介してあったから、その品種って何だったのか、凄く気になっていたんです。
そんな時に、この写真ですから、目が釘付けになってしまったと言うわけです。メディアの力は凄いですね。思わず写真を撮ってしまいました。(笑)
『これは日本に普通にあるイチジクだよ~。』と。それにしても、ジャムの様な艶。美味しそうです。
最後に回ったブースでは、竹のリサイクルとして、粉砕して針状にした竹をココチップ状の資材として、堆肥と一緒に土に混ぜるものだそうです。

『これを混ぜると、虫がわきにくくなりますよ。』
期待して、その日そのまま山の畑に直行して、牛堆肥といただいた竹チップ2袋と肥料を混ぜ込み、残りの玉ねぎ200本も植え付けて来ました。(*^ ^*)
さて、どんな風になりますやら・・。
最後に、もう一度日田林高さんのブースへ行き、先生に私がどうしても気になっていたことをお尋ねしました。
それは、カミキリムシとセンチュウの関係。
私がブルーベリーを育てている中で、コガネムシの幼虫がいない苗で突然死する原因のひとつにセンチュウを疑っており、そのセンチュウを媒介するのがカミキリムシではないか・・???
と気になってしょうがなかったのです。
『色んなカミキリムシがいますが、どのカミキリムシも気管にセンチュウを保有しています。』とのこと・・。
実は、私がブルーベリーを松材チップのマルチで育てた時、松目当てにやって来たのは、白蟻でした。また、白蟻とコガネムシの幼虫のどちらも入っているものもありました。
ところが、どちらもいないのに突然枯れてしまったのが苗木もあるのです。
途中まで、とても調子よく育っていたのに、突然枯れてしまったのです。
そんな頃、ふと目にしたのが松くい虫について書かれた本を目にしました。
その頃は、まだマツノマダラカミキリとセンチュウの関係だけしか知りませんでした。
でも、色々検索していくうちに、少しづつ掘り下げたことがわかってきました。
マツノマダラカミキリの羽化した若い幼虫が木の皮を食べる時、その腹部第一気門からセンチュウが青変菌と共に樹木の気管内に移動します。センチュウは、最初は柔細胞と材内に少量存在する菌類を摂食しつつ増え、やがて木が枯れる頃には青変菌を食べ物として成長します。
元気な松は、松ヤニでセンチュウをヤニで死滅させるのですが、虫に食い荒らされると松ヤニでセンチュウを死滅させることができなくなってしまいます。
そんな弱った松にマツノマダラカミキリが誘引され、やって来て産卵します。弱った松なら松ヤニで虫を攻撃できなくなるから幼虫がいくらでも成長できるのです。
カミキリムシは、自分が腹部第一気門に保有しているセンチュウと細菌達が木を弱らせてくれるお陰で子孫繁栄できるわけですから、センチュウ様様ですね。
越冬したカミキリ幼虫は5-6月に蛹になります。そのころセンチュウは蛹室周辺に集まり、体内に脂質を蓄え口を持たない耐久型幼虫(カミキリではなく線虫の幼虫)が現れます。
カミキリが羽化するとともにこれらのセンチュウが青変菌と共に、カミキリ新成虫に乗り移り、腹部第一気門などから気管内に侵入します。
そして、枯れた松だけが取り残され、カミキリムシ達は別の新天地で弱りかけた木の皮をガブッ!
線虫がマツの枯損を引き起こす詳細なメカニズムは未だ完全に明らかになってはいない様ですが、線虫の摂食刺激によって生じる仮道管の気泡や漏出細胞質による閉塞、
分散した線虫による全身的な過敏感反応、センチュウの持つ酵素や有毒物質、共生細菌の生産する毒素などがその候補に挙げられているそうです。
そんなわけで、私は、ブルーベリーにもカミキリムシの被害を受けた時に、同様のことが起きているのではないか、そう限りなく怪しいと思っているわけです。
特に、ブルーベリーにやって来るカミキリムシが、先生がおっゃる様にセンチュウも保有していると言うことになれば、
カミキリムシが同時にセンチュウ(種類は不明)が捕食する細菌(これも種類は不明)も保有している可能性はとても高いと思いませんか???
あくまでも私の推測ですが・・・。
そんな風に思うのは私だけなんでしょうか。
でも、詳しい文献があるのかないのかもわからないのですが、いつか日田林高の生徒さんが研究をして下さればなぁ・・、と思います。(^ ^)
そして、松ヤニ・ブルーベリーの葉っぱ・ブドウの種子の共通成分として、プロアントシアニジンと言う物質。
これを弱った木に与えることで松ヤニと似た様な効果が得られないのでしょうか・・。これもあくまで希望的推測。
最近、検疫の方法が変わり、苗木の輸入が難しくなったとか聞きます。もともとマツノザイセンチュウ(マツクイムシ)は、木材を通じて日本に持ち込まれたものであろうと言われています。
いくら苗木の輸入で検疫を厳しくしても、建材・廃材・チップなどを通じて耐久型幼虫(カミキリではなく線虫の幼虫)が入ってくる可能性。これがマルチのチップから樹木に移行できる方法があるのでしょうね・・。
だからこそ、現在松くい虫の被害が後を絶ちません。
センチュウがいるところには細菌や細菌が出す毒もあるかも・・。ブルーベリーの突然死の原因な気がする今日この頃な推測話でした・・。
ちなみにmonalisaさ~ん、1966年にフランス・ボルドー大学のJ.マスケリエ博士が、フランス海岸松エキスの樹液に
ポリフェノールの一種であるOPC〔オリゴメトリック・プロアントシアニジン〕を発見されたそうです。
同様にブルーベリーも気になるところです。
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