「草木の王」ハーブとしてのシャシシャンボ(2)
「草木の王」ハーブとしてのシャシシャンボ(1)でシャシンボの概要をプログにしました。

以前、シャシャンボの花については、シャシャンボの花に含まれる主な成分は【酒石酸】で、果物の『梨』の風味と言うか梨特有の味の成分のひとつであることは、以前の記事で書いた通りです。(県立図書館で文献をお取り寄せしたものです。)
でも葉っぱについては、まだ触れた事はありませんでした。
かなりマニアックな話になりますが、今日はシャシンボの葉っぱに含まれる成分について取り上げたいと思います。
主な成分は以下です。
フリ-デリン(C30H50O)、エピフリデリノール、ケルセチン、オリエンチン(推奨)、ホモ - オリエンチン、p-ヒドロキシケイ皮酸、およびミオ - イノシトールなどなど。
文献にあった
「泄を止め、睡を除き、筋を強くし、気力を益す。
久服、身を軽くし、天年を延べ、人をして饑え(うえ)ざらしめ、白を変じ、老を却け(しりぞけ)る」(蔵器)、とあり。
木の葉の汁でつくる烏飯(またの名、青精飯)も、
「顔色を益し、筋骨を堅くし、行歩を能くする」(蔵器)、「久服白を変し、老を却ける」(蘇頌)、
と言われる成分が本当にあるのか、あるとしたらどれがそれに相当するのか検証してみました。
フリ-デリン(C30H50O)はソバなどに含まれる物質てポルフェノールの一種。中国では糖尿病の治療のひとつとして使われている様です。→『身を軽くし』
エピフリデリノールは制吐, 解熱, 鎮咳の効能があります。→『泄を止め、睡を除き』
ケルセチン(またはクェルセチン)は、フラボノイドの一種。糖と結び付いた状態で柑橘類、タマネギやソバをはじめ多くの植物に含まれる黄色い色素。がん、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の予防として使われています。→『久服、身を軽くし、天年を延べ』
オリエンチンは、ルイボスティーに含まれているポリフェノール、フラボノイドの中の一種。強力な抗酸化作用があり、→『白を変じ、老を却け(しりぞけ)る』、『身を軽くし』
中でも放射線による酸化ストレスに対して抗酸化作用、つまり放射線防護作用がある。
オリエンチンは放射線による骨髄と消化器の不全を解消し、リンパ細胞周辺などの染色体異常に対しても効果が見られることが分かっています。→『中国の文献には無い近年の効能』
ホモ - オリエンチンは、ソバなどに含まれるフラノボイドの一種。フラボノイドとは、野菜や果物などの植物に含まれる色素成分のこと。 ビタミン様物質として「ビタミンP」とも呼ばれれています。 抗酸化作用が強く、血管を強くする働きがあります。漢方胃腸薬の成分のひとつとしても使われています。→『顔色を益し』
p-ヒドロキシケイ皮酸はポルフェノールの一種ですが、人体を構成する必須アミノ酸のひとつであるフェニルアラニンと組成が似ていると言う特性を持ち、主に骨形成を促進する働きがあるので、骨粗鬆症等の骨疾患を予防・治療に用いられています。→『筋骨を堅くし、行歩を能くする』
ミオ-イノシトールは 哺乳動物の筋肉組織の抽出物から発見された『ビタミン様物質』です。→『筋を強くし』
と言う風に、確かに昔の方々が研究されて来た効能と違わぬ成分があることがわかりました。
シャシャンボが漢の時代の医学者から『木の王』と称された理由がわかった気がします。
これから私も年齢を重ねるにつけ、シャシャンボにあやかり、筋骨を強くしたいものです。それと、シャシャンボの成分に放射線防護作用があるのは知りませんでした。原発も再稼動し始めた昨今、気になる情報ですね。
私も早速お正月にはご馳走に胃が疲れたらシャシャンボの葉っぱ汁でお粥さんを作ってみましょうかね。
はっ・・・!
『久服、身を軽くし、天年を延べ・・・』か・・。
何事も健康は一日にしてならずですね。ウォーキング同様、継続は力なりです。
ブログのアップが滞っておりましたが、もう年末になっておりました。
早いですね~。皆様、今年もたくさんご訪問いただきまして、本当にありがとうございました。
年末・年始はお体に気を付けて、良いお年をお迎えくださいませ。

以前、シャシャンボの花については、シャシャンボの花に含まれる主な成分は【酒石酸】で、果物の『梨』の風味と言うか梨特有の味の成分のひとつであることは、以前の記事で書いた通りです。(県立図書館で文献をお取り寄せしたものです。)
でも葉っぱについては、まだ触れた事はありませんでした。
かなりマニアックな話になりますが、今日はシャシンボの葉っぱに含まれる成分について取り上げたいと思います。
主な成分は以下です。
フリ-デリン(C30H50O)、エピフリデリノール、ケルセチン、オリエンチン(推奨)、ホモ - オリエンチン、p-ヒドロキシケイ皮酸、およびミオ - イノシトールなどなど。
文献にあった
「泄を止め、睡を除き、筋を強くし、気力を益す。
久服、身を軽くし、天年を延べ、人をして饑え(うえ)ざらしめ、白を変じ、老を却け(しりぞけ)る」(蔵器)、とあり。
木の葉の汁でつくる烏飯(またの名、青精飯)も、
「顔色を益し、筋骨を堅くし、行歩を能くする」(蔵器)、「久服白を変し、老を却ける」(蘇頌)、
と言われる成分が本当にあるのか、あるとしたらどれがそれに相当するのか検証してみました。
フリ-デリン(C30H50O)はソバなどに含まれる物質てポルフェノールの一種。中国では糖尿病の治療のひとつとして使われている様です。→『身を軽くし』
エピフリデリノールは制吐, 解熱, 鎮咳の効能があります。→『泄を止め、睡を除き』
ケルセチン(またはクェルセチン)は、フラボノイドの一種。糖と結び付いた状態で柑橘類、タマネギやソバをはじめ多くの植物に含まれる黄色い色素。がん、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の予防として使われています。→『久服、身を軽くし、天年を延べ』
オリエンチンは、ルイボスティーに含まれているポリフェノール、フラボノイドの中の一種。強力な抗酸化作用があり、→『白を変じ、老を却け(しりぞけ)る』、『身を軽くし』
中でも放射線による酸化ストレスに対して抗酸化作用、つまり放射線防護作用がある。
オリエンチンは放射線による骨髄と消化器の不全を解消し、リンパ細胞周辺などの染色体異常に対しても効果が見られることが分かっています。→『中国の文献には無い近年の効能』
ホモ - オリエンチンは、ソバなどに含まれるフラノボイドの一種。フラボノイドとは、野菜や果物などの植物に含まれる色素成分のこと。 ビタミン様物質として「ビタミンP」とも呼ばれれています。 抗酸化作用が強く、血管を強くする働きがあります。漢方胃腸薬の成分のひとつとしても使われています。→『顔色を益し』
p-ヒドロキシケイ皮酸はポルフェノールの一種ですが、人体を構成する必須アミノ酸のひとつであるフェニルアラニンと組成が似ていると言う特性を持ち、主に骨形成を促進する働きがあるので、骨粗鬆症等の骨疾患を予防・治療に用いられています。→『筋骨を堅くし、行歩を能くする』
ミオ-イノシトールは 哺乳動物の筋肉組織の抽出物から発見された『ビタミン様物質』です。→『筋を強くし』
と言う風に、確かに昔の方々が研究されて来た効能と違わぬ成分があることがわかりました。
シャシャンボが漢の時代の医学者から『木の王』と称された理由がわかった気がします。
これから私も年齢を重ねるにつけ、シャシャンボにあやかり、筋骨を強くしたいものです。それと、シャシャンボの成分に放射線防護作用があるのは知りませんでした。原発も再稼動し始めた昨今、気になる情報ですね。
私も早速お正月にはご馳走に胃が疲れたらシャシャンボの葉っぱ汁でお粥さんを作ってみましょうかね。
はっ・・・!
『久服、身を軽くし、天年を延べ・・・』か・・。
何事も健康は一日にしてならずですね。ウォーキング同様、継続は力なりです。
ブログのアップが滞っておりましたが、もう年末になっておりました。
早いですね~。皆様、今年もたくさんご訪問いただきまして、本当にありがとうございました。
年末・年始はお体に気を付けて、良いお年をお迎えくださいませ。
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