



栽培記録として。
2017年7月15日撮影。
ラビットアイの中で一際目を引いて大きいなぁ、と感じる品種のひとつ、ノビリス。
地植えでは果実が年々大きくなる傾向があります。
20~22mmクラスのサイズがまとまって付いていると、見ているだけでテンションが上がります。
この品種はラビットアイではあるけれど、土の酸性度をほどよく下げてあげないとすぐに生理障害を起こして生育が落ちるので、硫安やイオウ華などでPHを5以下に下げるとティフブルーより木が大きくなり、また花付きも良くなります。
ただ花の満開になる時期に遅霜に合うため、うちの畑では摘果はしなくてちょうどの花数になります。
逆に減らしすぎると木の樹勢が強くなりますぎて花の付きが悪くなる傾向があります。
果実は白っぽく、種は大小色々あり、種の硬さは歯で噛めるものと、噛めずに歯に残るものもあります。
皮はまるでハイブッシュの様で、もさもさ感が全くありません。
皮は薄い為に、雨による裂果はありますが、果実が色付くタイミングが梅雨明けした頃になるので、梅雨によるデメリットよりメリットの方がかなり多い品種だと思います。
色付いてから10日ほど木にならせて置くと、ミノウシリーズと引けを取らない高品質なラビットアイ品種と言えます。
完熟で何とも言えない美味しさ。甘くて、風味も良いです。
この品種、実が成長すると種のところに空洞ができます。
この空洞は5個あり、各空洞に10~13 個前後の種がひとまとまりになって付いています。
私が断面で見たものは5個の空洞のうち3個の空洞にメインで種が詰まっているものが多かったです。残りの2個の空洞は何もない傾向がありますが、まだ数を調べていないのでこれからも観察をして行こうと思います。(^-^)