長崎から無事に帰宅しました。
この日の朝は、大村空港の近くにある
サンスパの『ゆの華』へ行き、腰をあたためて来ました。
このサンスパは写真を取り忘れて来ました。ここのジェットが地元の主婦の間で大人気らしく、実際に利用してみたら、その強さたるや凄いです。手を離すと流されてしまいました・・^ ^
この温泉のおかげで、きっと帰宅まで腰痛のことをすっかり忘れておりました。(笑)
長崎に到着した時にはヘロヘロで、とても観光気分なんて気分にもなれず、親友Mさんと食事・お茶してから別れて、宿泊先で爆睡・・。
自分が今まで運転したことがなかった道のり。慣れない長距離運転は思ったより疲れがどっと出ました。
従姉の娘さんのところは、子供さんがまだ4歳と1歳。小さいので手がかかって大変だろうと思い、待ち合わせ時間を10:30で都合を聞くと、11:00にと返事。
それまで、少し時間を潰そうと、かねてより、従姉のところに行くことがあれば、行きたかった場所が
『
大村公園』
長崎に行ったら、一緒に連れて行ってね~って、彼女と約束していた場所です。
場所がわからなくなると、寄り道をして地図やナビを確認するのにお店などの駐車場に入れて見ます。
するとナビが右左を案内し間違えるのか、突然だんまり・・。しまいには車の方向を示す→がぐるぐる・・。それでなくても悲しいくらいに方向音痴なのに、車の方向を見誤って、逆走することがあります。
どうもおかしいと思ったら、たった公園に行くだけなのに2回もやってしまいました・・。
しかもナビが喋らなくなったと思ったら、運転の振動でシガレットライターの部分が抜けかけて、接触が悪くなってナビを止めちゃっているし・・。困ったものです。
(- -;)
私が一人で行動するのを友人も家族も心配する所以です・・。トホホ・・。
逆走から軌道修正して辿り着いた大村公園。駐車場のそばの大きな木。シンボルツリーでしょうか。なかなか雰囲気のある木でした。

そこから散歩道が・・。散歩やジョギングしている方もいました。

平地の公園を想像していましたが、小さい岡の上が野球場になっていたり、下はテニスコートだったり・・。運動公園みたいでした。
そんな雰囲気を味わえたので、まるで従姉と一緒に散歩してゆっくり語らいでいる様な気分になりました。
もしかしたら、すぐそばにいてくれていたのでしょうか。
この大村は、平地で、今年国体も催される関係で、とても整備されて奇麗な街並みです。
そうそう、サンスパ周辺も、村起こし、町起こしの計画をされている方には、この大村はとても参考になるのでは・・、なんて思いました。
何人かの方に道を尋ねましたが、皆さん口を揃えて言うことが
『大村は、とても住みやすい町ですよ。』でした。人々はとっても親切で温かいお人柄の方が多いです。
お寺では、11時過ぎて、娘さんが子供さん2人を連れて合流できました。
私が彼女に最後に会った時、上の子供さんがまだ乳飲み子でした。その子が、早くも4歳。私達が年をとるわけですよね~。
(笑)下の子供さんも1歳9ケ月。歩けていました。可愛いかった~。
従姉もずっとお孫さんの成長を見たかったでしょうね。(T T)
『生きているうちに来たかった・・。入院している時に来てあげられなくて、ごめんね・・。』
娘さんにお墓を案内してもらって、仏前に手をあわせ、お参りが終わると、
『Kちゃんは、本当に女の子のあなたを産んでいて良かった、幸せだったと思うよ。あなたは、お母さんの為に、本当に最後までよく看てあげたね。KちゃんもKちゃんで、自分も具合が悪いのに、親ごさんが癌末期で介護していた上に、あなたの出産のことや上の子供さんの面倒まで、よく頑張ってくれたよね。普通、自分がしんどかったら、Kちゃんみたいにはできないよ。Kちゃんは、本当にいいお母さんだったよね。』
従姉は、自分の母親の介護中に、自分の娘が2人目の出産で、上の子がまだ2歳に満たなかった頃だったので、親も心配、子も心配、どちらを取るか・・、きっと葛藤があったに違いありません。
でも、自分の親・自分の子のどちらも面倒を見ながら、彼女自身が癌末期だったとは、本人も家族も誰も全然気付かずにいました。
娘さんも、今度は自分が出産の後、母親である彼女と、産んだばかりの赤ちゃんと、上の子を見ながらの介護だったわけです。
ほんの短期間のうちに、二人の女性が、自分の親と自分の子供との間に狭間に立たされてどちらも看なければいけない状態と言うのが、いかに大変か、これは経験したことがないときっと想像もつかないことだと思います。
結局従姉は自分の親の最後は見れず、自分の娘に付きました。
『私、お盆も帰れそうにないから、初盆は宜しく頼むね。』
彼女から依頼された最後のお願いでした。
普通なら、娘である従姉が喪主と協力して葬儀すべきところですが、血縁関係がない義理の親戚の私になぜそんなことを頼むのか、私も義母も腑に落ちないでおりましたが、今思えば、もうこの時すでに転移が進んでいたのでしょう。
葬儀・初盆までは頑張って応援しましたが、とうとう初盆には彼女は帰ってこれませんでした。
そして翌年、余命数か月と義母に知らせが・・。でも、その頃には私の方がダウンしていたので行きたかったのに、行けなかったのです。
だから、私は二人に、ごめんね、と、よく頑張ったね、と言う言葉を直接長崎に行って伝えたかったのだと思います。それがずっと心に引っかかっていたから。
お参りが終わって、すーっと、心が楽になりました。
娘さん家族とお昼をご一緒し、13時過ぎに長崎の大村市を出発しました。
途中、大村湾で海が見たかったのでちょこっと景色だけ見て写真を撮ったら、若いカップルと目が合いました。何となくピーンと来ましたら、案の定、二人のショットを撮って欲しいとのこと。初iPhonで、記念撮影!
ここは、恋人の聖地らしいんですよ♪
彼女達は、神戸方面からとのこと。
こんなところで、恋人の皆さんは二人の写真を撮る様です。(^ -)-☆
monalisaさん、九州にもこんなスポットがあるんですよ~。(笑)


大村湾です。
どこも観光しなかったので、しばし休憩。

帰りは鳥栖インターから真っすぐ行きさえすれば大分へ帰れるので、気分的にとても楽でした。
長崎からずっとお天気がよく、気持ちが良かったです。
途中、山田インターで休憩したらリニューアルオープンしていて、駐車場の横は太陽光パネルがズラっとあり、

奇麗になっていました。

そして、ここのトイレが素晴らしい!!!
どこかの有名な設計士の方が設計されたのでしょうか・・。今までに見たことがない様なトイレで、感動するくらい奇麗でした。
この後、大分に入ったとたんに雨。
朝から長崎はずっと晴れていたので、びっくりしました。
おまけに天ケ瀬は、濃霧で、高速から山が見えないほど・・。危うく霧の為に通行止めになるところだったかもです。
大分自動車道は、濃霧の日は要注意です。
高校野球の選手達の車が死亡事故を起こしたことがあるのもこの道路です。
この日は、危険だと思い、今回は天ケ瀬の立ち寄りを断念しました。
別府あたりに出ると少しづつ雨が上がって、自宅まで帰り着くと薄明るい感じに。
自宅の駐車場で、初遠距離運転、無事に着いたことに感謝しました。
はぁ~・・、こんなおばさんでもちゃんと運転して帰ってこれたので、疲れはしましたが、行って来て良かったです。これで、長崎はもう心残りがありません。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。m(_ _)m