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コジキイチゴ・・?

我が家の山の畑に、鳥の奇妙な落し物があります。

コジキイチゴ (2)

コジキイチゴ (1)


県立図書館で調べたら、コジキイチゴにそっくりなんですが、うぶ毛は無いけれど・・・、どうなのでしょう・・?
でも、トゲの色やサイズ、葉っぱの形などは、うりふたつです。

図書館で調べたものと、毛の有無や葉の形などが多少違うのは、品種(個体差)の違いでょうかねぇ・・。

コジキイチゴは、バラ属、キイチゴ科の植物。

『コジキイチゴは本州中部以南・四国・九州、朝鮮南部・中国・台湾などに分布する落葉低木。暖地の林縁から林内に成育する。茎は高さ1mほどになり、上部は倒れて他の植物に寄りかかることが多い。全体に腺毛が多い植物である。葉は3~7枚の小葉からなる複葉で、葉の質は柔らかく、薄い。林内などの風の弱い場所に生育するからであろう。裏面脈上には腺毛がある。茎には棘があり、長い腺毛が密生している。花は5月から6月に咲き、白色の花を開く。果実は大きく、橙色に熟して目立つ。袋状にはずれ、美味とはいえないが食べられる。』

と書かれておりましたが、図書館にあった食べられる野草の本には、野イチゴと変わらないくらい美味。と書かれておりました。(^m^)

もう、これは来年花と実を確認するしかないでしょう!!!(笑)
花が付いたら、似ても似つかぬものができるかも知れませんが、その時は、ご愛嬌と言うことで(笑)

それにしてもコジキイチゴのコジキって、『古事記』?『乞食』?どうしてこんな名前が付いているのでしょうね。

この記事をご覧の皆さんで、もし、これが何者かご存知の方がいらっしゃったら、是非お教え下さい。
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シャシャンボの実生(発芽後2年半の夏)

ここ数日、FC2の障害なのか、私のところへのコメントの際に跳ねられる、とご連絡いただきました。
もしかして、他にも同じ様にご迷惑をおかけしている方もいらっしゃるかも知れません。

ご迷惑をおかけして、大変申し訳けありません。
数日すると、落ち着くと思いますので、忘れた頃に再チャレンジしていただけると幸いです。

さて、全国のシャシャンボ大好きな方、大変お待たせ致しました。

久しぶりにシャシャンボの実生の生き残り分の画像です。
実付きの良さには個体差はありますが、今年はよくこれだけなりました。(^ ^)v

山の畑ノシャシャンボ20120802 (6)


山の畑ノシャシャンボ20120802 (1)


山の畑ノシャシャンボ20120802 (2)



山の畑ノシャシャンボ20120802 (4)


山の畑ノシャシャンボ20120802 (5)

前の記事のを流用した画像です。シャシャンボにしては大粒です。

シャシャンボ20120825 (2)

前の記事のを流用した画像です。


シャシャンボ20120825 (1)

たった1本、花も実も付けない個体が1つ。
来年は花が咲くかも知れません。


山の畑ノシャシャンボ20120802 (3)

日々のこと

土曜日は、久しぶりに山の畑の草刈りをしました。
途中1回入れた休憩を含むと、山の畑の入口からの通路も除草したので、たっぷり4時間。

紐式の草刈機で油を満タンx2回、共に空っぽになるまで、と言ったら、草刈機をお使いの方ならおおよその広さが想像できることでしょう。

機械を担いで、それだけの作業をした後、義母宅でシャワーを浴び、自宅まで運転して帰って、夕食の支度をします。

その時は、まだ動けるのですが、やっぱり年ですね~。(^ ^;)
翌日は疲れがどっ・・・。

おまけに、最近娘の帰宅が早番・日勤・準夜勤をくっつけた様な勤務。
毎日付き合うのは無理なので、できる範囲で付き合っています。

だから眠い・・(- -)


実は、お盆明けに彼女の会社の社長と福岡へ営業に行ってから、今まで以上に忙しくなってしまったのです。

歯科技工士のうちの娘が、就職2年目で、なぜ福岡まで営業に・・?
と思って聞いてみました。

『私の義歯が気に入られたの。今度から私のところで頼みたいって。だけど、私が今までやっていたものと、今度は材質が違うから、新しく覚えなくちゃいけないのよね~。』

勤務2年目。自分の足元をがっちり固めるがごとく、頑張っているから、応援したくなります!!!

今、娘は挿し歯等の仮歯を作っているのですが、今回の営業先は、美容歯科。

うちの娘が作る挿し歯は、普通の歯科技工士が作るものより、少し小さ目で丸っこくてかわいいのだそうです。それが気に入られたのです。

むふっ・・、完全に親バカですね(笑)

挿し歯の削りは、型から出来上がった歯の形を目視して、それとそっくりな形に仕上げると言うものなので、形を真似する歯科技工士のセンスや好みや思い入れがモロに反映される様です。

以前、私が娘、いざ出陣の際に、コメントした『ビューティー入れ歯』を作って欲しいものです、と願っていたのですが、娘は、その願い通り、ビューティー入れ歯(挿し歯)を作ってくれておりました。
(^m^)
何だか、自分の子供が世間様に認めていただけるのって、凄く嬉しいものですね。

そうそう、入れ歯といえば、いつか通る道。

入れ歯と骨折にはくれぐれもご注意を・・・

実は、私もビューティー入れ歯なんて存在するって思っていなかったのですが、アニメ好きな娘が作る挿し歯は、もしかして萌キャラ風なかわいらしい歯なのですかねぇ・・???

最近は、八重歯が流行っている、なんて聞きますから、色んなものが流行る時代になったのですね。

出して…





我が家の網は4mm□。
入れませんが、出られません。どこから入りましたか?

出してあげたら刺すでしょう…?

…困った…

シャシャンボの花と実について(3年間のチリ~ンのデータより)

西南暖地ブルーベリー研究会の皆さん、講演会・現地視察は、楽しかったことと思います。
行けなくてとても残念です。
いつも、質疑応答の時は、必ず質問するReveilleです。


さて、今日は、栽培マニアが目を皿の様にして見そうな記事を書くとします。(^m^)

今年、栽培をしていて驚いたのは、自宅のシャシャンボにも、山の畑のシャシャンボにも実が付いたこと。
特にここ数年間、大分市内の我が家のシャシャンボは、花の付きが悪かったのに、今年初めてどっさりと蕾を付けました。
さらに山の畑の実生までもが実を付けています。


シャシャンボは、雨が良く降る年に花が付く、と聞いたことがあったのですが、確かに、去年の花の為には、雨が少なかった様です。
では、今年は・・?
一昨年は・・?

う~ん・・、何か目に見えるものが欲しいですね。

少なさの象徴的な思い出は、
山の畑に100リッタータンクで水を運ぶ、
山の畑の水道(ダムからの水)がダムの水が干上がって、田植えも1ケ月遅れになる

など、6月までの半年間が、まともに雨が降らなかった年でした。

こんな年は、さすがに花が全く付きませんでした。

その前年も1房しか花がありませんでした。

ところが、今年は違うんです!!!

何が違うって、今年は蕾の量が半端じゃなかったです。(笑)

ここで、ふと疑問が・・・(- -;)


同じ様に2年間寒かったのに、なぜ去年は花が0で、今年は多数なのか。
いったい、この三年間で、気候がどこがどう違って、シャシャンボの花が咲いたり咲かなかったりするのか・・???

皆さんのところの果樹でも、年によって花の付きが極端に違うとか、去年までの実りと今年の比較、どんな差があったのか、その前年に遡って知りたいと思いませんか?

私は、知りたいムシがうずうずです・・。(*^-^*)


と言うことで、早速いってみましょう~。かみゅさん、またまたチリ~ンが大活躍です。(笑)
いつもお世話になっていますよ。


私が観察する限りでは、シャシャンボの花芽の分化は年によって異なる気がしますが、冬~春にかけて葉芽とも花芽とも区別が付かない様な芽が付きます。
具体的にこの時期が影響する、と言うデータは持っていないので、今回は、蕾ができる以前の10月から、2ケ月ごとに3年間の比較をしてみました。

参考までに我が家のシャシャンボの収獲時期は11月終わりから12月上旬です。

画像は左のチリ~ン(月別)と対応する蕾です。

秋から6月までの全体的な違いは

3年間比較


冬だけ限定で比較すると、

冬の比較


でも、これではわかりにくいので、2ケ月ごとに比較してみます。

上から
2010年の蕾の気象データ(前年の10~11月)
2011年の蕾の気象データ(前年の10~11月)
2012年の蕾の気象データ(前年の10~11月)

10~11月

花が咲いた年と、咲かない年では、12月までの乾燥状態はそれほど大差はない様に感じますが、しいていえば、蕾が付いている年は、12月の平均気温が高めですね。また、低温要求時間も30時間台です。
一方、蕾が付かなかった方は、50時間オーバー。

2010年の蕾の気象データ(前年の12~1月)
2011年の蕾の気象データ(前年の12~1月)
2012年の蕾の気象データ(前年の12~1月)

12~1月

1月に入り、蕾が付いている年は、1月に少しでもまとまった雨があります。1月の降雨量とか乾燥具合が影響しているのでしょうか。


2010年の蕾の気象データ(2~3月)
2011年の蕾の気象データ(2~3月)
2012年の蕾の気象データ(2~3月)


2~3月

蕾が付いた年と付かない年は、ここの期間の降水量に差がありますね。
付かない方は、かなり総雨量が少ないです。
ここが面白いです!!!

花が付いている方が、この時期に一番平均気温が低いです。7℃以下の時間の長さより、平均して寒いかどうかが問題なのでしょうか・・???(笑)

このあたり、シャシャンボ栽培マニアの方がおもわずニヤリとしそうな結果ですね。

2010年の蕾の気象データ(4~5月)
2011年の蕾の気象データ(4~5月)
2012年の蕾の気象データ(4~5月)

2010~2012_3年間比較(4~5月バージョン)

この時期は、蕾のつかなかった年の降水量が少ないのが、歴然ですね。
そして、面白い結果が、花の付いた今年は、5月に入ってからの降雨量が、極端に少ないです。
さわやかな年ですね。

今年は全国的にマムシが多い年です。
こんな年はマムシも生存率が高いのでしょうか・・???

いよいよ蕾が形成する時期です。

2012年6月5日に、蕾が動き始めました。

シャシャンボ20120605

何年か前だったか、咲かなかった年は、この状態から花が咲かずに全部葉っぱになった年もありました。
まるで、低温にさらされたブルーベリーのマグノリアの様です。


花弁になる部分が見え始めたのが2012年6月16日。

シャシャンボ20120616

花の写真は残念ながら諸事情により、撮影できませんでした。

と言うことで、6月は1ケ月で見ていきます。
特に、6月5日~6月中旬は注目ですね!


2010年の蕾の気象データ(6月)
2011年の蕾の気象データ(6月)
2012年の蕾の気象データ(6月)

2010~2012_3年間比較(6月バージョン)

蕾の付いた年と、付かなかった年の違いは、
やはり、蕾が付くまでの間に、土が程良く湿っている様な天気の様です。
蕾が付かない年は、すでに雨が降っているのですが、時遅し、と言うところでしょうか。

これは、あくでも大分市内のデータを元にして作ったものですし、たったの3年分のデータしかありませんので、考察は省きたいと思います。(笑)


ちなみに大分市内では、今年の気候で、ビワの収獲量が極端に少なかった気がします。
(近所の農家さんの話や直売所の販売状況から)
イチジクは少な目です。ブルーベリーは平均的と言うところでしょうか。
みかんはあまりぱっとしないうちに終わった気がしますし、今年の実付きはイマイチだと言う方もいました。

昨年は、福岡の柿が1ケ月も早く早熟したと聞きます。


うちのブログの読者の皆さん、これを見てどうお感じになりましたか?また、皆さんのところでは、気候と果樹の出来具合はいかがでしたか?

08/23のツイートまとめ

reveille318

橋下市長、慰安婦強制連行「証拠示して」 :日本経済新聞 http://t.co/GASDmhNz
08-23 23:14

九州のブルーベリー苗木屋さん~大塚ナーセリーさんを訪ねて(その5)用土編

一昨日のこと、旦那様に、
『お父さん、今日は元農業公園の吉野さんに会って来たのよ。』
『おぉっ、そうか。どうだった。』
『ブルーベリーのカタログで欲しいのがあるらしくて、お渡して来たの。』

吉野さんのことを、元、と言うのは、現在は退職され、某学校で教鞭をとられているのです。いまや、先生です・・。
来月、学会で発表されるらしく、ある資料を探しておられました。

吉野さんといえば、大分農業文化公園。

私が大分農業文化公園を訪問した際、園内のブルーベリーの苗達を見せていただいたことがあります。
とりわけ大きい株は、接ぎ木苗の『リベイル』
『これは、田主丸の大塚君のところからの苗なんですよ。』
この時は、まだ大塚さんの名前を伺ったばかりの頃でしたので、まさか、県外へ出荷している苗の出元のうちのお一人だなんて思いも寄りませんでした。


さて、大塚ナーセリーさんの記事を書き始めて、早5話目となりました。

もしも大塚さんへのお問い合わせなどありましたら、以下へ。
大塚さんより、のご伝言です。

大塚ナーセリー  大塚 寛治 氏
090-4770-8554
また、大塚氏のメルアドがご希望の方は、ショートメール(Cメール)等にて、その旨をお知らせ下さいませ。


今回は、用土について書きたいと思います。

用土はピートモスの他に、ボラ土・バーミキュライト他色んなものが入っておりました。

moblog_70eb868b.jpg

ここのピートモスは、スウエーデン産。

ある程度のベースを、業者さんに依頼して作ってもらい、入荷後は、品種の特性に合わせて自分でブレンドするのだとか・・。
この用土をかき混ぜるスペースが、トラクターの奥側にある土置き場。

moblog_073a5328.jpg

これと反対側にも同じ様に、土をブレンドするスペースがあります。
KOHさんがコメントに下さっていた様に、ボディメカニクスや作業性を考慮した高さを考えていらっしゃる様に見えます。

大塚さんは、業者さんから入荷した用土に、さらに品種別にそれぞれに合ったものを追加したり、ピートモス比を変えたりして、成長をみてこられた様です。


そして、これが、大塚さん。(顔出し・連絡先の許可、ご本人様より、いただいております)

moblog_2fb8e6da.jpg



私は、大塚さんのイメージは、ご年配の方、と言う何の根拠もない想像を膨らませておりました。

だから、下の記事の様な潅水設備で、色んな合理化を図り、6反もの広さを管理していらっしゃるなんて、全く予想だにしておりませんでした。

とにかく明るく、声が大きくて、豪快に笑う方です。(笑)
私は、どこへ訪問させていただいても、必ず記事のヒーロー・ヒロインの方に、写真を撮らせてくださいとお願いするのですが、この時も、

『大塚さん、写真を撮らせていただいても良いですか?』とお願いしたとたん、がははは・・・(爆)
ここは、西南暖地ブルーベリー研究会のお仲間が訪問される方が多い様です。

私の前は、6月に熊本から3名。この時も3時間くらいとだったと訪問者から伺っております(実は、行って来ましたと、研究会友さんからメールがありました・・笑)ので、どなたも、ここへ来ると時間を忘れてしまう様です・・(^ ^;)

私でさえ、これですから、ブルーベリーマニアの方なら、きっと一度は話をしてみたいと思う方だろうなぁ・・、と思います。


ちょっと遠いけれど、私が全国の中で、大塚さんに会わせてみたいと思う方は、
りょっつぁんsoさんKOHさん仙人さんkurobonさんsappiさんBerryさんなどなど・・(笑)

きっとい~っぱい栽培談義に花が咲くことでしょう。

『長袖で、暑くないのですか?』
『6月の雨が降る時には半袖ですが、この時期には、この様に肌を出さない方がかえって涼しいのです。』

そう話しながら、冷凍庫から、ペットボトルに水を入れて凍らせたものを私に貸して下さり、

『これは、いつもパートの方へ暑さ対策に使っているものなんです。』


殿方というのは、とてもシャイな方が多くて、ここまでは気が付いても、他人の為に暑いからどうぞ、なんて、それを実行される方は少ないのですが、この行動力と優しさが、ブルーベリー栽培の原動力なのでしょうね。


こんな苗が欲しい、そんな良い品質の苗を作り上げ続けて供給できる・・、これは容易いことではありません。

その徹底した経営理念・信念に基づいた職人の魂とも言える様な栽培に対する姿勢、それがここを訪れた方々をこれからも感動させてくれることでしょう。


大塚ナーセリーさんを見ていると、まるでアスリートを見ている様です。


この様な感動を与えてくれる田主丸は、
四国のブルーベリーの聖地やkurobonさんの師匠の桃太郎の国にも負けずとも劣らない九州のブルーベリーの聖地だと、思えてなりません。(笑)

九州のブルーベリー苗木屋さん~大塚ナーセリーさんを訪ねて(その4)挿し木達への潅水編

お詫び

ここ数日、PCの調子が悪くて、インターネットが作動すると急にインターネットがプッツンと切れたり、保存したはずのファイルがバックアップできていなかったり、アップデートした画像が何かのトラブルで、消えたのか、レイアウトが壊れてしまっておりました。
見にくくなってしまって、申し訳けありません。m(_ _)m

次回分の記事もかなりできかけておりましたが、それもどこかへ・・。
と言うわけで、再度書き直ししておりますので、もうしぱらくお待ちくださいね。

九州・四国のブルーベラーの皆さん、西南暖地ブルーベリー研究会が間近に控え、とても楽しみなことでしょう。
(いいなぁ・・)

私は、今年は母の初盆が終わったばかりで、さすがに研究会の講演会に行けません。
皆さん、私の分まで楽しんで来て下さいね。

今年は、研究会に大関ナーセリーさんが講師としていらっしゃる様です。風の噂では、100人以上集まるのだとか・・。

名簿を見ると、大分にお住まいの研究会のメンバーが増えましたね。


さて、九州は久留米市の田主丸の大塚ナーセリーさんが、これまでずっと謎のベールに包まれ、黒子に徹しながら、ひたすらこだわり続け、大切にされて来たことがあります。

それは、苗を慈しみ、品種の特性を損なわない様に育てること。

うちのブログに来て下さる方の中には、愛犬をドッグショーで優勝させたことがある素晴らしい実績の持ち主さんもいらっしゃいます。



大塚さんの品種へのこだわりは、ブリーダーさん達の犬種の特性の維持とあい通じるものがある様な気がします。

実を収獲するのであれば、ハウスで促成栽培もあり、でしょうが、

『ハウスだと特性が変わる』

これが、大塚さんの持論です。

例えば、元の姿よりも葉が大きくなったり、晩生が早生になったり・・。
この様になってしまうと、もともとの品種の特性が異なるものになってしまいます。


大塚さんがおっしゃる意味、とてもわかる気がします。

ここ2年は気候がおかしいですものね。同じ土・場所で育てても、我が家のオニールの実生7は、昨年は9月の終わりに収獲できましたが、今年は昨日最後の1個の収獲が終わりました。

同じ露地でも、前年の秋~6月の降雨量と低温要求時間が異なるだけでも収獲が1ケ月半違ってきますから、ハウスだと尚更違うでしょうね。

特性を変えない為にはできるだけ露地に近い状態で育てる、これが大塚さんのこだわりです。(^ ^)

そんな風に特性を変えない様にする努力がここにあるのです。
屋根を付けずに、灌水が行き届かないところは、手で灌水です。





14号ポットも、ひたすら手で・・。こんな大きいポットが全部で何鉢あるのでしょう・・・(@ @)))








でも、苗は大きいものばかりではありません。

挿し木達は、ミストで育てています。


ハウスでの配管は主に塩ビ配管を使って天井からミストするノズルをおろしているタイプとスプリンクラー式と・・。




配管は、ハウスからの出入り口近くから立ちあげ、一度上に引きまわしてから各列に配分する、と言うスタイルをとっています。

SH3L1179.jpg


SH3L1180.jpg


先日書いた記事のフラッシュバルブがあらゆる水抜きするところに付いているわけです。


ここで使っているミストは金属ノズルのもの1種と、


SH3L1175[1]



プラスチック製のもの2種。

SH3L1176[1]

写真が見にくくて、すみません。

20 (3)


天井の配管の引きまわし、整然としていて、とても奇麗です。
配管は、こういう風にしたいと言うことを伝え、業者さんに依頼されて作ったそうです。

小さくて見にくいですが、ノズルの先端は着脱可能タイプ。
用途や苗の状態に合わせて付け変えていらっしゃいました。


20 (1)


これが別のタイプのノズル。先端部部がワンタッチで着脱できる様です。


ここの苗は、1箱 200本 250ケースx4ハウスほど挿し木で育てていらっしゃいます。


続きは次回。
次回は、いよいよ大塚さんのお姿が・・(笑)

お知らせ

お盆で帰省していた息子が、明日から仕事で北海道に行きます。自宅を早く出発しますので、今日は早く休みます。
コメントをいただいている皆様、リコメが遅くなり、申し訳けありません。後日、リコメさせていただきますね。

今日の記事はお休みします。m(_ _)m

九州のブルーベリー苗木屋さん~大塚ナーセリーさんを訪ねて(その3)苗木達への潅水編

田主丸の夏も暑いです。
今回は、スプリンクラー編で書くつもりでおりましたが、soさんより、30cmポットへの潅水は、どの様にしていらっしゃるのか、質問コメントがありました。

そのコメントを見て下さった大塚さんより、

>私の知る限り点滴チューブが一番管理しやすいでしょう。(理論的には底面灌水でしょうが…)
>続きはまたの機会にでも。

とのこと。
また、ご連絡をいただいたら、随時追記致しますね。


大塚さんのところでは、3年苗までは、スプリンクラー。


私が訪問させていただいた日は、かなり暑かったので、着いて一番に冷茶のペットボトルをご馳走になりました。
大塚さん、ありがとうございます!!!

しばらくは手に持って体を冷やしながらお話を伺っておりました。

写真は、大塚さんの土作りや、作業する場です。
色んな機械が置いてあります。





『トラクターがあるから、お米も栽培されているのかと思いました。』と言うと、
『ここでは、こんな機械がないと仕事ができないんです。こう言うものの他に、リフターとかもありますよ。』

なるほど、最初に案内されたハウスの外だけでも、不織布の大型のポットに入れられたブルーベリーのリベイル(サザンハイブッシュ)をはじめとする5年苗がいっぱい・・。

SH3L1167.jpg

地上部だけでも2.5m以上あります。接ぎ木苗なので、茎も太いです。


確かに、移動させる時はリフターがないと腰をやられちゃいますね。

お話を伺っていると、ザー・・・・っとハウスに雨音が・・。

『あれは、潅水のスプリングクーラーです。』





これらの苗を設置しているところには、屋根がありません。

高温による障害を防ぐのに、ここでは設置してある場所や苗の状態に適したやり方をしているのです。
このスプリンクーラーを日中散水するようになってからは、苗の先端が水枯れ・高温で枯れることがなくなったとか・・。
soさんのおっしゃる様な問題があって、色々と試行錯誤を重ねた末、今のスタイルに落ち着いている様です。


そして、もうひとつの圃場に行くと、もの凄い数のハイブッシュの5年苗、苗、苗・・・(笑)

写真は後日。

数えきれないくらいあります。

『これらのポットは、手で水をあげてます。』

大きなポットには、以前、上からあげたり、色々試したのですが、湿り具合にどうしてもムラが出るらしく、最終的には乾きの状態を見ながら手で灌水しているそうです。


それにしても、この園にいると、もう笑うしかありません。
これは、ラビットアイの3年苗。
徹底した花芽摘みの成果か・・。


SH3L1169.jpg

苗が奇麗でしょう。(^m^)
こ~んな苗を目の前にしたら、マニアはたまりません。思わず、目が釘付けに・・(爆)

『これらは、やっぱり愛知とかに出荷されるのです?大分では、こんな苗、なかなか見かけませんよ。』

この日は、今年宮崎で開催される予定の西南暖地ブルーベリー研究会の際に展示する為の苗を國武先生からご依頼があったそうで、整枝をしている途中に私がお邪魔した様です。

駄目ですね~・・、話を伺いながら、携帯へキーワードだけ入力し、あとはただひたすら目に焼き付けているつもりなのに、あまりに立派な木ばかりなので、目の保養になり過ぎちゃって・・。やっぱりブルーベリー・ラブです。(^m^)

次回は、挿し木の灌水の管理の予定。
コメントがあれば適宜変更しますね!
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Author:Reveille
ようこそリベイルの栽培日記へ!
ご訪問、ありがとうございます。

拙いブログですが、どうぞごゆっくりしていって下さいませ。
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