午前中に潰した豆は、1斗。
朝6時に火入れをしてから約4時間の間は、沸騰して噴こぼさない様に見ています。
その間にも、次の段取り。
豆を潰すための準備です。
機械は使う前に雑菌ができるだけ入らない様に、豆が通過する部分を分解して熱湯消毒をし、外側も念入りに拭きあげておきます。
これを怠った時と、噌を作った日の気温が高かった年では、増殖する黒カビの量が半端ないんです。

捨てる分を極力少なくする為には、機械をきれいにしておくことは必須なんです。(^m^)
それと、機械を置く台の準備。
汚れが付かない様に新聞やシートで覆い、機械をセット。コンセントを挿し、動くか確認。

その下の段に潰した豆を受けるザルも準備して、これにも清潔なビニールシートをかけておきます。

一斗なんて量は一度には運べないし、たくさんの量を一箇所においても冷えないので、外の雨よけがあるスペースにバラと言う竹網の1mくらいの平たいザル2枚準備。これに広げて冷やします。こちらにもビニールのスタンバイ。
ふと、釜戸に目をやると、沸騰と共に下から豆が湧き上がる様に踊りながら上がってくる様が、なんとも可愛いです。(笑)
一定のリズムがある様なない様な・・・、ぐつぐつ・・。
煮上がった豆は、バケツを下に置き、うどんをあげる大きな網を使って大きな竹で編んだザルへ打ち上げます。
この時、余分な水分はバケツの中へ。
この濾した時にできるものが『甘汁』と言い、その名の通り、甘い汁なんですよ。(あはは、本当にそのまんま)
これは、次の工程で味噌の硬さ調整に使うので、捨てらませ~ん。
まだ湯気が上がっている豆を、熱いうちに味噌いち君で潰します。
スイッチ ON!
手で触れないほど熱い方が柔らかくて、よく潰れるんですよ。

立ち上った湯気で部屋がもうっ、とあたたくなります。

昔は、親任せ、おじいちゃん・おばあちゃん任せにしていたことを、今は自分がやっているのだと思うと何だか変な感じ・・。(^ ^;)
薪も時間と共に小さくなりますから、時々新しい太い薪を追加するんですけれど、薪を追加してからすぐには火が移らない時は、煙が目にしみます。(T T)
少しづつ寒くなると言っていた天気予報通り、だんだんと気温も下がって来ました。
この釜戸のある部屋は締め切っていると暖炉のある部屋の様に暖かいのですが、煙が室内に充満してくると、たまったものではありません。
続きはまた後日・・。
PS
全然記事とは関係ありませんが、週末はもの凄~く久しぶりにsappiさんや座敷童さんと連絡が取れました。
近況などわかって、ちょっとほっとしました。