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苦節十年?ブルーベリーのおおつぶ星

ブルーベリーの栽培適地、と言うものがあります。
暖地には暖地で育ち易い品種があり、寒い所で育つものが暖地できちんと育って美味しい果実になるか、と言うと必ずしもそうではありません。

もちろん、暖地でもハーフハイブッシュは生育は良く、一部のハイブッシュも美味しく育ちます。

しかし、日本で種苗登録されているおおつぶ星はうちの畑では、適地ではありません。

死ななくても、花が何年も付かなかったり、生育が極端に悪かったり。
このおおつぶ星。同じ年にこの畑に植えたラビットアイ系のブルーベリー達が既に縦横共に2m越えの大株になり、5キロ以上の収穫があるくらいまで育っているのに対して、このおおつぶ星は去年まで30cmから
大きくならずにいました。

なのに、ついに暖地の気候に適応できる遺伝子に進化したのでしょうか。な、なんと!一年で15cmくらい伸び、しかも花まで咲き始めたからビックリです。
去年までは本当に一年で身長がほとんど伸びていなかったんですよ。

『あなたに一体何があったの???何があなたをこんな風に変えたの???』

20200419213941af5.jpg

あ...、そう言えば、このご本苗の前で『今年花が咲かなかったら、どこか他苗と場所をチェンジしようかな。』
って言った気がするわ。

苗って、人の言葉が理解できるのか?
なんてね。(笑)
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NH おおつぶ星

品種と言うのは適地があります。この品種は、寒冷地向きの品種、ノーザンハイブッシュのおおつぶ星です。
おおつぶ星を大分で植えるのは、米で言うと、大分でささにしきやコシヒカリを植えるのと同じようなもの。

おおつぶ星は、低温要求時間がサザンハイブッシュよりも遥かに長い為、大分の中では標高が高くないと、寒さが足りなくて、全く成長しないんです。

で、私がそんなおおつぶ星をなぜ育てているのか?

それは一度は食ベてみたいと言う意地もあるけれど、暖地で寒いのが好きな品種を長年育てていると、進化して暖地でも育つ様に進化しないかなぁ~。なんて言う夢みたいな淡い期待から。(爆)
大分でも美味しいと感じたら接ぎ木も視野に。

また、もしも爆発的になる時が来たら、何年くらい経過後か。

そんな素朴な疑問から育てて、早8年ほどになります。その成長度合いは、たったの30センチ。
購入時とほぼ変わっていません。
ある意味凄いです。

木が、『こんな暑っ苦しいところで結実なんて絶対してやるもんか!』と言って(嘘)成長しなかったのに、今年になって、なんか観念したみたいに、今年はまともな花を咲かせてくれました。

でも、花数、少なっ!
これまで、何回か花芽が付くことがありましたが、途中で何かに花芽を食べられて、一度も収穫したことがなかったのですよね。8年もですよ、8年。長かった~。(笑)

201904292140343f7.jpg


期待を裏切らないこの成長の無さ、いつか期待を裏切って?ビューンと成長することが今後あるのか、これからも観察が楽しみです。

それにしてもこの間草を刈ったばかりと思ったのに、少しは草の成長を見習って欲しいわ~。(^^;)

おおつぶ星




おおつぶ星。

暖地適正はゼロに等しい。他の後から植えたラビットアイが三メートルまで成長しても、ひたすらだんまり。
そう、これはプレゼント企画の当選した前の年に購入していたもので、他の品種が三メートルになっても、これはまだ40センチ。
にも満たない。(-_-;)
諦めて、他のに植え替えようとしていたら、今年花芽をつけました。

どうしてもどんな味だか、知りたくて残していますが、暖地で印象に残る品種になれるか、意地で育てている苗です。
皆さんのところでは、もうすっかり大きくなったのでしょうね。

ブルーべりー おおつぶ星


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星シリーズは三月くらいにはいかにも成育が良さそうに見えても、30℃を越える日があるととたんに調子をくずします。

今年は、4月から5月が日中半端なく暑かったせいか、何やら葉の色が怪くなってきています。

毎年同じことの繰り返しで後から植えたラビットアイはもうすでに戦力苗になっています。

なのにちっとも大きくならないおおつぶ星。
かと言って、頂き物の苗、悩ましいですねぇ。

いつかは収穫できるのでしょうか?

おおつぶ星@リンナイさん

リンナイさんからいただいたプレゼント苗、おおつぶ星。

記事にしたいなぁ、と思っていた矢先にくまくまばんばんさんのところではやばや星の成長の様子を記事にされていたので、他のブログの皆さんもそろそろ経過報告がある頃かなぁ、と思って記事に(笑)

我が家ではおおつぶ星は適性があるのか、ここのところ急成長を始めました。
いただいた時にちょろっと見えていたシュートがぎゅんと伸び始めました(笑)

2010年6月10撮影

2010-6-10-おおつぶ星

残念ながらはやばや星は、成長がいまひとつです。

2010-05-30-はやばや星

このおおつぶ星、我が家にもう少し大きい苗があるのですが、さっぱり成長がみられなくて、適性がないのかなぁ・・って思っていましたが、どの時点で育て始めるかとか、小さい苗のうちの環境がどうだったか、にも成長の鍵がある様I
思えて仕方ありません。ある程度大きくなってからこの暖地で育てるよりは、小さいうちから環境に慣れていった方が良いのでしょうか。

皆さんは、どの様にお感じになりますか?

ちなみにここで久し振りにブログでお世話になっているかみゅさんの『チリ~ン』の登場です。


2008と2009-6月チリ~ン

上が去年の低温要求時間 約1100時間です
下が今年の低温要求時間 約1200時間です

今年はやっぱり寒かった・・・(笑)
しかも、4月5月でもダラダラと寒い日がありましたよ。4月から5月は雨による日照不足が続きましたね~。

我が家のラビットアイが寒にやられてほとんどが落ちたのも納得です。イチジクは葉っぱが全滅しと思われましたが、基本的に強いので、その後2ケ月かけて復活しましたが、花だったブルーベリーはこの時期の寒さは痛かったですね~。

かえって寒い地域の方がまだつぼみの状態で寒さをやり過ごせたとしたら、実も残存があるのではないでしょうか。
このくらい寒いと大分でもおおつぶ星が育つのですね~。でもはやばや星は、まだ寒さが必要なのかも。
今年はこの寒さのせいかシエラも成長しました。
例年ならそれほど育っていなかったかもです。

黒の棒グラフは降雨量です。それだけを2008年から2010年まで通しで見ると、大分はやはり雨が多いですね。
しかも2008年も2009年も2010年も5~6月に50mm~100mmを超える大雨が・・・。そう言えば、県内各地で毎年の様に崖崩れなどの被害が出ます。

地域による成長の差がネット通して観察できるなんて、リンナイさんの企画は、そう言う意味でも面白いですね~。

さてさて、全国の皆さんのところでは、どんな成長をしていることでしょう。
くまくまばんばんさんや、こちらの記事を読んでリンナイさん苗のその後、皆さんのところでもアップしました~が、聞けると嬉しいです。


そうそう、先日『Fivestar-blueberry正見園』さんご夫妻と、久し振りにお電話でお話させていただきました。
お会いしたのは2008年6月19日の日本ブルーベリー協会と九重町の2008in九重 のシンポジウムの時ですが、奥様の方とは、ずっと懇意にさせていただいており、メールや電話などのお付き合いが続いております。(笑)

今年は、彼女の住む茨城県での開催、と言うことで、もし来られるのであれば、『うちに泊まって下さいね~』って、ご連絡をいただいておりました。
ブルーベリーのブログを通して色々な交流をさせて戴いておりますが、私の場合はリアルでお知り合いになってからブログでも・・、のパターンの方が多いです。
そのせいか、別に何と言うこともなく性別・年齢を問わずお電話とかメールとかさせていただいておりますが、こんな風に『うちに泊まって下さいね~』って、言葉をいただいたのは初めてで、凄く嬉しかったです。

残念ながら、今年は茨城県には行けませんが、いつかきっと農場見学を兼ねてお泊りでお邪魔させていただきますので、宜しくお願いしますね~。

今年は西南暖地ブルーベリー研究会もシンポジウムにも行けませんでしたが、この様に全国にお電話やメールで情報交換できるお友達ができつつあると言うのは、わたしにとって宝物です。

お話できた内容の中には、ネットの網目のミリ数と施工のお話も・・・。
ここでは、ネット張りは専門の業者さんにおまかせして作っていただいたそうです。
ネット巻き上げ式。その為、目が細かくても、中が蒸れない様に温度調整も簡単にできそうです。

業者さんによる施工は、基礎工事もしっかりしていて、台風があっても支柱が決して倒れることがない、とか、6mm角の目を使っているので、コガネムシの新入が阻止できて良いと言うお話が聞けました。(^ ^)v


でも、これ以上目が細かいと重たいし、風の抵抗も。我が家では19mm目を使っていますが、なるほどコガネムシが飛来してくるものには、6mm角かぁ。。
ちなみに、これより大きいものだと、コカネムシがもぞもぞ出入りするそうです。
うわぁ~、簡単に想像が付いてしまいますね~。

また、ネットは冬の期間は外しているので、その間に来るカミキリムシの幼虫が、成木になった立派な木を枯らしてしまうから気をつけないといけない、とか農園さんならでは、の生の声が聞けてまるで懇親会の様でした。

こちら(茨城県)では、生果・苗木・ジャムの販売と摘み取り園もしていらっしゃいます。
100品種を超える多品種栽培をされている農園さんなので、ブルーベリーマニアの方ならご自分の育ててみたい品種のお味見をしてから育てるのも良いですよね~。なかなか手に入らない品種などもこちらならあったりするかも・・
(^m^)

気になる品種があれば、ここのご主人様がこの品種は樹勢が良いとか、育てやすいとか情報を持っていらっしゃるのでとても参考になりますよ~。

今年はラビットアイもかなり植え付けていらっしゃいます。
溶液栽培システムをお考えの方も、こちらでの栽培方法をご覧になっておくと、その一長一短がご理解いただけて、とても参考になると思いますし、除草シートの現状などなど、とにかく栽培農家さんの情報がてんこ盛りの農園さんです(笑)
摘み取り農園にお出かけ予定のブルーベリーマニアの方は、ここのご夫妻のお話を聞くだけでも摘み取りに来た甲斐があった~って、きっと思えるはず。まだどこに行くか決めていらっしゃらない方、是非おススメですよ。
また、ご贈答用のブルーベリーの桐の化粧箱も、大切な方へのプレゼントに。

もし、興味のある方は『Fivestar-blueberry正見園』さんまでお問い合わせ下さいね~。






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