なかなか思った様に成長してくれなかったRE ノビリス。
クロローシスなんて毎年のことでした。
何とかならないかと、クエン酸を薄めたものをあげたり、微量要素を肥料に追加したりしてみましたが、なかなか改善せず・・・(^ ^;)
土のPHは6。
施肥をしている付近の土は6.5。
肥料の成分も、ボカシの成分も元素自体がアルカリ性のものが多いので仕方ないと言えば仕方ないです。上のPHは上の根に近いところで、土を採取したものを水で撹拌してPHを測ったものです。
いつか使ってみたいと思っていた硫黄華。
BlueBerry houseさんで購入して使い始めたのが2008年12月中旬。
1年と2ケ月が経過しました。
鉢植えでの使用量が誰に聞いてもわからず、とりあえず10号鉢に10グラムはどうか・・・。
結果は、やや大過ぎ???
暖かくなった時にやや強酸性になるらしく、コップ状の葉も出たりします。
現在はピートモス10リットル程度に鹿沼土1~2リットル、5~7グラムの硫黄華、リサイクル土(バイオグッドなど)、微量要素またはFe入りマグアンプ、牛堆肥、ブルーベリーの肥料、あれば腐葉土または針葉樹皮チップなどを混ぜ合わせ。
水でしっかり湿しながら水分が均等に含む様に混ぜます。
硫黄華を単体で使ったことはありません。はじめの頃はピートモスのみに混ぜていましたが、sevenさんよりイオウ細菌の存在を伺って以来、その混ぜ合わせた土を植え替え時にも、追肥用にも使っています。
これは、私が独自で混ぜ合わせているものなので、恐らく硫黄華を上手に使っていらっしゃる方は、他のやり方をされているかも知れませんね(笑)
ある方のところは、ブルーベリーをマグアンプのみで育て、硫黄華は直播きしています。
我が家のやり方と1年比較してみたら、最初の数カ月はあまり変わりませんでしたが、夏過ぎくらいからの生育はピートモス等を混ぜるやり方の方が、ラビットアイ系もハイブッシュ系もサザンハイブッシュ系もシュートの出方や茎の太りが良いと感じました。(接ぎ木の講習の後ブルーベリーハウスを見せていただきました)
硫黄華を使う際は、微生物自体にも栄養がある環境で育てたい、そんな思いが通じたのか、それはクロローシス改善と樹勢のアップと言う形で現れました。
これは、硫黄華使用前状態。
施肥をしても改善しないノビリス。成長もイマイチ。思い切ったシュートなんても夢のまた夢です。
2008年9月撮影

2008年の12月から硫黄華、スタート。
色んな人に聞きましたが、皆さん使うタイミングがバラバラ。
・・・結果、年間を通していつあげてもかまいません。
なぜなら、いつあげても、暖かくならないとイオウ細菌がお目ざめになりませんから、働いてくれる時期にあげても寝ているうちにあげても効くのは暖かくなってからの様です。
これは、実際に効いたと見えて、葉の厚みもしっかりしてきたし、日に透かしてもマダラになっていません。
2008年8月26日撮影

蛇足ですが、この鉢には2008年12月に硫黄華を使う際、根のチェックでコガネムシの幼虫の被害にあっていました。(ーー;)
話は戻って、鉢増し毎に30鉢以上の鉢に硫黄華を使いましたが、年間を通してどのタイミングであげても、4月~9月によく効いています。それから、昨年の様に9月の終わりから10月にかけてちょっと寒くなったら急に効きが悪くなりました。夏剪定から花芽用の枝の分岐を狙っていたのに当てが外れましたね~。
ところが10月から11月にかけて再び暖かい日が続くと、また面白い様にシュートが出てきました。
上部の7本くらい分岐している部分は9月以降に伸びたものです。
太さも十分で、しっかりしています。
2010年2月7日撮影

で、一番上のひょろっとしていた枝の根本は、現在こんな感じに。
2010年2月7日撮影

イオウ(S)、本当に興味深い元素です。
イオウ細菌の画像写真、ずっと見てみたいと思っています。
ここで見たよ~、ってご存知の方、是非教えて下さいませ。
色々調べてみましたが、なかなか見つかりません。