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シャシャンボへの接ぎ木




どうも接ぎ木が下手で、なかなか接ぎ木ができない私は昨年からシャシャンボへブルーベリーを接ぎ木する練習をしておりました。
葉が繁った為に、接いだ箇所もわからなくなっていたところに今年実が付いていてびっくりしました。
この品種はタグがなくなって品種不明になっていたもの。
甘くて皮が薄くて品質も良いので、試しに接いでみたのですが、シャシャンボとは適合性がなくて付かないものもあるなか、こんなに付いてくれてテンションが上がりますね。
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仙人さんの記事で・・

あるサイトで『超高速で接ぎ木をしている』動画を仙人さんが記事で紹介されていて、その動画を拝見したら目が点に。3秒目あたりがまるで神業なんです・・・。

超ベテランの奥様が接ぎ木されている動画なのですが、何度再生しても割りをした場面のコマ送りの様にしてゆっくり見ても目が追いついていきません。
どれだけ早いんだか・・。

いつの間に台に割りを入れたのか・・・。3秒~4秒の間に入れているのだと思うのですが、いや~凄いです。
割りを入れて、テープを巻いても1分かからないなんて過ご過ぎです。特に割り・・、皆さんはあのスピードで接ぎ木ができますでしょうか。KOHさん

私は、全然・・・です。(笑)

仙人さん、面白いネタをありがとうございました~。(^ ^)/

教えて下さい、ブルーベリーの接ぎ木。(品種編)

今日はブルベリマニアな話題です、興味のない方はスルーでお願いしますね。

接ぎ木の季節ですね~。ブルーベリー栽培のブログのみなさんのところで、誰かさんに触発されて、誰かさんが接ぎ、その記事を読んでまた誰かさんが・・・。

接ぎ木好きな方々による日々の連鎖反応で、わくわくどきどき~なブログ訪問の時期ですよ(^m^)
(私だけか・・)
どうして、接ぎ木がそんなに面白いんでしょう???
実は、私は去年まで接ぎ木するのが怖かったんです。

穂木の方は接がれた姿で命を繋ぎとめることができるけれど台になる木が可愛そうで・・。(T T)

私の空想の世界では、こう。

刃物を持った人間が台木に近づいてきて、

『ふ、ふ、ふ、さぁ~、これから君をチョンパで、こっちの可愛い子に挿げ替えるからね~』
『ぎゃ~、嫌だ~。痛い~。おやめになって、お代官様~(・・古っ、しかも去年も似たようなこと書いたし・・)』

何だか、台木に対して物凄い罪悪感があったわけです。

ところが、去年生まれて初めて柿の接ぎ木に挑戦して、大失敗(笑)
駄目だった要因は多々ありましたが、わけもわからず、楽しい♪楽しい~♪

と言うわけで、今年はリベンジ!

でも、接ぎ木の穂木、皆さんはどんな理由でどんな穂を接ぎ木します?

私の接ぎ木したい穂木の条件は、

①雨が多くても落果しにくい品種
②↑がクリアできない時は雨の影響を受けない極早生の美味しいハイブッシュ
③大きくて甘く香りが良い
④穂木自体ある程度暖地適性があるまたは、台木への適合性が良い。

さて、こんな条件を満たす良い品種を御存知の方、または、これとこれを接いで正解だった・・・、などなど何でもかまいません。


『あなたを虜にするその接ぎ木の品種』

と①が特に知りたいです。

お勧めの品種、教えてくださいませ~。m(_ _)m

柿の剪定と接ぎ木

最近、ブログの更新が滞っている理由のひとつに突然プツっと消えると言う現象にうんざりきていると言うのがあります。
こまめにセーブしているつもりなのに調子に乗ってキーボードを叩くのに夢中になっていると、"ブチ"って言う音と共に書きかけたデータがまるごと消えちゃうのです。
もう、がっかりもいいところです。書きかけて無くなった文章は数知れす゛・・。


これは3月22日の記録です。
母から頼まれた接ぎ木です。渋柿に甘柿の次郎柿としもごねりと言う品種を接ぎたいそうです。
穂木は2月にとってもらって濡れた新聞に包んで冷暗所においてもらっていました。

↓は台木となる渋柿。
ここ数年放置状態だったので、のび放題でした。
穂木の品種は、しもごねり。次郎柿。
さっきから、何度もアプリが落ちるので、文無しにしますね~・・・。
写真だけお楽しみ下さい。きっとアクセスが混みあっているのでしょうね。

3月22日撮影

2010-3-22-柿剪定1

↓は兄です。11歳離れています。殆ど父親代わりです(笑)


2010-3-22-柿剪定2


2010-3-22-柿剪定3


2010-3-22-柿剪定4


2010-3-22-柿剪定5


2010-3-22-柿剪定06


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2010-3-22-柿剪定08

2010-3-22-柿剪定09


2010-3-22-柿剪定10

接ぎ木の講習に行って来ました(読者様からの補足編)

接ぎ木の話題は、とても人気がありましたね~(笑)
その接ぎ木の講習に対してのお便りも、たくさんいただきました。

今回はいただいたお便りの中から、匿名希望さんより戴いた情報を私の記事の補足として抜粋させていただきました。

①台木は動いていた方がいいが、動きすぎても水が上がりすぎて接ぎ目が腐ることもある。
余り温度が上がりすぎてもダメ。
適期は日中に台木の頭を少し切って、水がじわっと上がってくれば接いでも大丈夫。

②穂木の削った面は台木より少し上に出ている方が良い。
カルスが乗りやすいから。

③切り接ぎ、割り接ぎなどありますが、台木が細い時は割り接ぎの方が簡単で成功しやすい。
穂木と台木が同じ位の時は合わせ接ぎというのもある。


他にこんな接ぎ方もある。

三角接ぎ

http://www.geocities.jp/jpnkcs/Saibai/guide_9.html


④よく台木のシュートが出難いように台木は5cm程度に調整するとありますが、そんなに低くしなくてもいい。
出て来た芽は掻き取れば済むだけ。そのまま伸ばして来年接ぐと言う手もある。

特に鉢植の場合は植替えの時に台木を持って鉢から抜きやすくなるので扱い易いという面もある。


⑤刃物使う際は、手を切らないように、切創防止用の軍手はオススメ。

ケブラーという繊維が入っていて普通の軍手より切創防止にはかなり効果的。
先の尖がったものは防げませんが、刃を当てて横に引いても簡単には切れず、しかも普通の軍手と同じような柔らかさなので使い勝手もいい。
切創災害が多い職場では、下記のような軍手着用が義務付けられているころがある。

http://ec.midori-anzen.com/shop/g/g4043015100/
ちょっと高いがホームセンターなどでも普通に売っている。

⑤その他参考になるHPはコチラ
   ↓
http://www.pref.chiba.lg.jp/fukyu/field_note/kaki/kaki1001.html

http://heboen.hp.infoseek.co.jp/chishiki/tsugiki.html

http://www11.ocn.ne.jp/~endo1217/tugiki.html

http://www.fruit.affrc.go.jp/new/kaki/videobase/tsugiki-video.html

匿名希望さん、ありがとうございました。m(_ _)m

接ぎ木の講習に行ってきました(皆さんの情報編)

****只今、閲覧戴いている皆様、夕べのうちにご閲覧戴いた皆様へ

記事のリンクのシミュレーション完了しました。
リンクが変だ、と思われた方、すみません。
昨日変なバグが入ってリンク先を入力最中にピョンピョン飛んでいきました。
でも、記事中のどこに飛んでいったか、外に飛んだのか不明のまま、試しに投稿の形をとって幾つか試していました。
その最中にご覧の皆様には、リンクが変なところに行く、と思われた方、いらっしゃるかも知れません。
ご迷惑をおかけして申し訳けありません。
記事を書くところでもシミュレーションできるのですが、本画面でないとレイアウトと色と文字の大きさがつかめなくて、ちょこちょこ触っては飛んでも大丈夫な様にこまめにセーブしておりました。
最近に限らないのですが、せっかく書いた記事が、投稿と同時にどこかに行ってしまい、かなり前の最初の数行しか残っていなかったことがあるので、very blueさんじゃありませんが、がっくりきます。
手直ししながらの最中にアクセスしていただいた皆様、ごめんなさいね。


接ぎ木記事のご紹介

今回『接ぎ木の講習に行きました』シリーズの記事には読者の皆様のご関心が強く、たくさんの方からお便りやコメントを頂きました。
コメントをいただいた方々やそのお友達は、ほとんどの方が接ぎ木経験と実績がある方ばかり。
その方々や関連する方の過去の事例とその結果を拝見することは、とても勉強になりました。

ほんの一例ですが、ブログやホームページで掲載されている【接ぎ木】に関する記事で気になるものをご紹介しますね~(笑)
うふふ、皆さんは、テープを巻くところまでは、一緒なのですが、その後に外れない様にする為の工夫や接ぎ合わせる組み合わせが違っていて面白いんですよ。

【Berryさん】

BBのブログ       
http://blueberryn.exblog.jp/i7/  紐でギューっと・・・。

BBのHP         
http://www16.plala.or.jp/luckyhit/tugiki.html

シャシャンボの接ぎ木 
http://www16.plala.or.jp/luckyhit/syasyannbotugiki.html

【sevenさん】

BBHのHP
http://www.blueberryhouse.com/v001/cultivation/grafting.html

【sappiさん】

BBのブログ 
http://sappi-s-berry1050.cocolog-nifty.com/blog/cat35676825/index.html 結束帯(インシュロック)でギュ。

【ブルーマチスさん】

BBのブログ
http://blueclema.blog62.fc2.com/blog-category-41.html 針金で、ギュギュっと・・・。


【very blueさん】

BBのブログ     
http://blueberry77.blog87.fc2.com/blog-entry-296.html ぱっくんと挟むてんとう虫???コレ可愛いです。

【萌ブルーベリー農園さん(魚酔さん こと 仲尾様)】
シャシャンボに接がれた品種にご注目!!!

BBのブログ 
http://moemoe03.blog19.fc2.com/blog-entry-143.html
http://moemoe03.blog19.fc2.com/category1-8.html
http://moemoe03.blog19.fc2.com/blog-entry-3.html

こんだけ接ぎますか~???早田さんのこだわり、凄いです。こんな接ぎ木見たことないです(笑)
http://moemoe03.blog19.fc2.com/blog-entry-32.html 

まだまだ、接ぎ木のご紹介をしていらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思います。
また随時追加していきたいです。

また、ブルーマチスさんからは、『吉岡農場』さんのホームページに接ぎ木の詳しい説明が書かれてあり素晴らしいよ~、とご紹介頂きました。

接ぎ木の記事
  ↓
http://www.yoshioka-noujou.com/html/tugiki.html

その一部で、私の記事に不足していると思われる内容がここにはございましたので、追加させていただきますね。

『 また、春の休眠期接ぎでは、一部の樹種を除き、多くのものは休眠期間中に採穂し貯蔵した枝を用いる。
 これは、休眠状態にある枝が、接ぎ木活着に都合のよい状態であるからである。
 もし休眠が破れ、すでに樹液が流動している技を、しかも貯蔵しないで接ぎ穂に用いたとすると、接ぎ穂の芽は萌芽する状態にあるから、台木からの養水分を得て、あるいは自分の体内水分だけでもすぐに伸長をはじめる。
 カルスの癒合が充分でないまま伸長すれば、台木からの養水分の供給が間にあわずやがては枯死してしまう。
 接ぎ木の際、接ぎ穂内の貯蔵養分は、基部削傷面のカルス形成と芽の萌芽、伸長の両方に使われることになるが、休眠状態にある接ぎ穂の場合は、接ぎ木後、芽はすぐに伸長しないので、貯蔵養分を基部削傷面のカルス形成に優先して使えることになる。
 したがって、接ぎ穂の条件としては、栄養的に充実していることはもちろんであるが、休眠状態にあり、樹液の流動する態勢になっていないものがよい。

 接ぎ木活着のためには,まずカルスによる癒合、つぎに接ぎ穂の芽の伸長というパターンが望ましい。
 そこで実際には、休眠中に採穂し5℃前後の低温、乾燥を防ぐ程度の水分条件下で、台木の活動期まで貯蔵することになる
。』

これを読むと、台は3月に接ぎ木、でも穂木は1月~2月に採って乾かない様に新聞に包んで密封して冷蔵保存、というのがわかる気がします。穂木はあくまでも眠らせて置いた方が良いのですね。

この他にも詳細が盛りだくさんで、接ぎ木マニアの方を唸らせること間違いなしです。


また、KOHさんからも
子供さん達の【失敗をしない台木の削り方】をご教授いただきましたので紹介しますね~。

『 接木は台木を割るのが難しいですよね。
そこで台木を切らずに、いきなり幹の途中を削るように刃を入れます。
削った部分は削り落としてはいけません。途中でやめます。
そしてちょうどいい感じのところで、台木の首をはねます。
こうするとわりと安全に切り口を割った状態を作れます。』
・・・・・

『穂木は、刃物を板の上で高さを決めて持ち、穂木を引き抜くように調整しています。引き抜き方で反り具合が決まるので、水平気味に引き抜けばほとんど失敗はありません。』 ・・・・・


さすがです!!!
目からウロコ。切ってから削ろうとすると、危険、削ってから切ればより安全ですか。
こんな発想、好きですね。
そして、何よりも、あるお方の怪我をしたことがあるというコメントをお読みになってご連絡下さったのだと思いますが、そのお心使いが嬉しいですね~。

それにしても、こうやって書き綴ってみると、接ぎ木は栽培する人にとって何だかロマンがありますね。

ブルーマチスさん、KOHさん、吉野農園さん、その他、引用させていただきました沢山の方々や情報提供下さった皆様方、本当にありがとうございましたm(_ _)m

接ぎ木の講習に行ってきました(資料編)

昨夜、大分農業文化公園の吉野さんから封筒が届いていました。
中を開けると、農業公園のチラシと国産考の資料でした。
チラシは4枚、左がイベント情報の裏面。右が表面。

2010-01-29-国産考資料9

表を多くアップすると椿まつりのパンフレット。
誰ですか?『メザシ』ではありませんよ~。これは、『メザシ』ではなくて
『ヒサシ』の椿まつりって読みます。大分県は杵築市日指と言う地名からこう呼びます。この農業公園はもともとはダムの跡地を公園化したとこなので大きな貯水があり、ボートにも乗れるんです。


2010-01-29-国産考資料10

お日様の日ですからね。
・・・うちの旦那様も『メザシ』って呼んでましたが・・・。
ちょっと老眼が入ってくると、無いものが見えちゃうのですね。
私もすぐそうなりそうです。(笑)
裏にはイベント情報。

2010-01-29-国産考資料11

椿定食という期間限定品ですね~。



ここからは国産考の原本のコピーです。
吉野さんが、達筆過ぎて読めない、とおっしゃっていたもの。
意外にもひらがなをふっていました。
接ぎ木の図解手順が載っているのですね~。

2010-01-29-国産考資料2


筆で書かれていますが、絵も字も上手いです。

2010-01-29-国産考資料1


2010-01-29-国産考資料10-3


2010-01-29-国産考資料10-2

ここからは、国産考の解説本のコピーです。

2010-01-29-国産考資料8

画像が読みにくくてすみません。
現行の知事である『広瀬知事』はご子孫にあたられるのでしょうか、日田出身の広瀬氏の著です。

2010-01-29-国産考資料6.


昔のマニュアル本は貴重だったでしょうね。
今は、ネットで簡単検索なんかできますけど、昔は接ぎ木を習う為に、遠方から農学の先生を訪ねて来ていたのでしょうね。
同じ絵でも、こちらは解説書分。

2010-01-29-国産考資料7

吉野さんがうやむやにできなかった箇所はココです。

『つぎ木より風の入らざるよう泥にてぬるべし』

2010-01-29-国産考資料5

ちなみに『泥』と言う字は『書道辞典』で確認しましたがこんなです。

泥(角川書道辞典より)

間違いなさそうですね。
あはは、しかも原本にもひら仮名がふってありました(笑)


字は下手ですが、書道が好きで大きな作品も書いていましたので、今でも書道辞典が家にあります。
今はかなり腕も落ちていることでしょう。
・・・書き初めすら書いてないなぁ・・。だめだこりゃ~(^ ^;)

最後になりましたが、吉野先生、資料を送っていただきありがとうございました。

追記

昨日の朝、6999→7000に変わる瞬間にPCの前にいました。
前回777ま時以降、きりの良い数字の時ってなかなか居合わせないことが多かったのですが、7には縁がある様です。
時間は朝、出勤前の7:47分となっています。

7000

あ~、出勤前の方で読んで下さっている方がいらっしゃったのですね。
お忙しい時間にありがとうございます。
・・・とPrt Sc+Fnで画面コピーをとっているとぴょこっとカウンターが1つ上がりました。
こう言うのをみると、すごくリアルな感覚を覚えます。
まるで、自分の横に読者の方がいらっしゃるかの様です(笑)

とてもありがたいことです。

接ぎ木の講習に行ってきました。(ポイント編)

思わぬ、皆様の関心が高かった接ぎ木の講習。
手元の資料を何度か読み直していたら、説明を受けていたのに記載していない点があったので、補足を・・・。

【接ぎ木の時期と根拠】

接ぎ木の時期は3月以降。
穂木は、剪定を行う場合、1~2月に採取したら、乾燥しない様に濡れた新聞紙に包んで、休眠状態のままビニール袋に入れて冷蔵保存します。

Q.なぜ、今の時期に接ぎ木しないで3月にするのか?

それは、台木が水の吸い上げを行っている時期でないと、せっかく形成層同士をくっ付けても穂木に水分や養分が移行しないから。
3月は確実に芽が動き出し、根からの水分吸収が増えてくる、つまり水の吸い上げが活発になって、接ぎ木の成功率が上がる、と言う理屈だそうです。

【保存する袋がビニールでないといけない根拠】

上記の穂木の保存は何でビニールじゃなくちゃいけないの?と思われる方、必見。

Q.どこが違うのか?

それは、ポリエチレン系の袋とビニール系素材の性質の違いにあるのです。

ポリエチレン系の袋はNG・・・《 ガス交換性があり、空気の出入りがある為、乾いてきます 》

ビニール袋はOK・・・・・・・《 ガス交換性がない、つまり密封性があり、乾燥しない   》


ちなみに、私が層積処理をした後に、ジッパ付きの袋に種を入れていたものは、ポリエチレン系だった様で、昨日確認したら、乾燥気味になっていましたので、再び水分を足して、ビニール袋に入れてから、再度ジッパー付きの袋に入れ直しておきました(笑)

【穂木の取る部位】

Q.穂木は、何でも良いのか?

NOである。ちゃんと『葉芽』や花芽+葉芽が付いた『混合花芽』が付いていなければなりません。
枝を伸ばす為の芽、つまり将来枝になるべき穂が必要なんです。
当たり前のことだけど、品種によっては、葉芽か花芽か、混合か区別のつきにくいものがあるので、
意外と笑えないんですよね~。

接いだのは良いけれど、将来枝になるべき芽が付いていないと、接ぎ木の意味が・・・(笑)
ということで、

穂木にする場合は、芽なら何でも良い・・・はNG

穂木にする芽は、将来の枝になるべき芽が必ず含まれること・・・OK




【穂木のカット面に近い芽を外側に向け、カット面は逆側にしなければならない根拠】

Q.なぜ逆にしなければならないのか?

それは、将来の枝が展開した際に、内向きの枝にならない様にする為です。外側にすることで、より多くの光を浴びることができます。

2010-01-26-接ぎ木の芽の向き

どうしても、理由があって内向きにしたい方以外は、外向きの【正】の方が将来、光をたくさん浴びて、より良い枝になること請け合いです(笑)

もうひとつのポイントは、

【上の葉芽の上の部分は、枯れこんでしまうので、芽のすぐ上から反対側の下へ向けてカットし、癒合剤を塗ると良い】のだそうです。


・・・これら全て、吉野さんの受け売りですけど(笑)



【台木の皮を剥く部位】

Q.台木はどんな部分でもカットして良いのか?

台木をカットして、皮を剥く際に不適格に部位は、接ぎにくい部位となる。

どんな部位か。

・カットしようとしている部位自体に節がある
・カーブのR面側

こんなところは避けたいですね。
できるだけフラットな面の方が、カットした穂木と面がぴったり合うので、台もまっすぐの部分にカットを入れたいものです。


とまあ、こんな感じでポイントがあったのですが、手技だけで1記事になっちゃってましたので、今回追記させていただきました。
また、ふいに思い出したら、都度追記します。

・・・と言っても大ベテランの方には、常識的なポイントであろうと思いますが、私の様な素人には、ひとつひとつが、全部 『なるほど~』と頷けるものばかりでした。


吉野さん、曰く。

『接ぎ木は理屈ではなく、技術である。ちゃんと接げれば結果が出ます』

はい、その通りだと思います。ただ、ど素人の私には10年早い様な・・・、いや20年かな??? (^ ^;)


それから、前回の記事で、KOHさんより昔は木ロウを用いて接ぎ木の接合をしていた、と言う情報もいただきました。貴重な情報をありがとうございました。

前回記載させていただきました
『つぎ口より風が入らぬ様に泥にてぬるべし』の一説。KOHさんの初耳です、というコメントに吉野さんがお応え下さいました。
ご自分の資料の『つぎ木より風の入らざるよう泥にてぬるべし』と書かれた書は天保14年(1844年)江戸時代後期の農学者 大蔵永常 おおくらながつね著 『広益国産考』の第4巻に記載されているものだそうで、今日図書館へ原本確認に行って下さったそうです。

お電話では、もともとの原本は筆書きで達筆過ぎて読みにくかったそうですが、それの解説本には、間違いなく接ぎ木にはテープの代わりに『泥』が使用されていました、とお伝え下さいとのことでした。

講義のみならず、アフターフォローも万全の吉野先生、心よりお礼申し上げます。
御世話になり、ありがとうございました。


接ぎ木講習に行ってきました

大分農業文化公園にて講師 吉野賢一先生の『接ぎ木』の講習があり、受講してきました。
いつも吉野さんとお呼びしている方です。

こちらが、大分農業文化公園。

2010-01-17-農業公園

受付を済ませ、暫く待つこと十数分。

あたりを見回すと、吉野さんをはじめ、スタッフの方々が事前準備をして下さっていることに気が付きます。


2010-01-17-農業公園2


2010-01-17-農業公園3

2010-01-17-農業公園4.

やがて、吉野先生のご登場と自己紹介の後、講義に。

2010-01-17-農業公園5

接ぎ木の歴史、理論、実践。知っていそうで私の知らなかったこと、結構ありました。
歴史を習ったことのある方はよくご存じだと思いますが、日本の接ぎ木の歴史は、*** 豊臣秀吉の時代から『シャクヤクをボタンに接ぐシャクヤクにボタンを接ぐ』技術があったのですね。 よく考えてみれば、まだ接ぎ木テープなんてなかった時代から接ぎ木は行われていたのですよね~。
昔は癒合剤もテープなんかなくてもちゃんと接いでいたのですから、ポイントさえ押さえていればできるのだ思うとと、ちょっと気が楽になりました(笑)

これは、実技説明の様子。

2010-01-17-農業公園6

講習時の練習用台は、桑の木。穂木は桃。
付きはしませんが、初心者が怪我が少ない様に考慮してくれています。

台に切り込みを入れて形成層(液路)を出したもの。
緑色の皮と薄いベージュの木質部の間にある薄茶色の部分、これが形成層です。桑の木は切り取って新しいものは、ここから乳白色の樹液が湧いてきました(笑)まさしく液路ですね。


2010-01-17-接ぎ木(台木).

こちらは穂木。同じく緑色の表皮と、青白い木質部の間が形成層。この部分を合わせると、台の方が表皮部が1mmくらい大きいので、形成層がぴったり合うのは、穂木を1mmくらいづらしたところになりました。だから穂木を上から見ると、左(右)端よりよりやや中央よりの微妙な位置が形成層の合うところです。

100KCA39\2010-01-17-接ぎ木(穂木).

こでは、ビニールテープでぐるぐる巻きの接ぎ木です。

\2010-01-17-接ぎ木(接ぎ木).

初挑戦?第一番目の作。ありゃりゃ、へたくそで恥かし~い(//▽//)
昔の方は、『つぎ口より風が入らぬ様に泥にてぬるべし』と言っていたそうです。
風は『雨・風』のことの様で、要するに雨水が切り口に入らない様に隙間なくくっ付けなさい、と言う意味の様ですね。

こちらが芽接ぎです。

2010-01-17-接ぎ木(芽接ぎ)


芽ごと巻いて、芽がこのフィルム状のテープを突き破って出てきます。
だから商品名が『メデール』
あはは、そのままですね。
ちなみに、今日 自然の休憩所 Berry's Lifeさんからミシン目無しの方をお取り寄せしてみました。

ここで問題です。
私のこの穂木、上の台に対してどこが悪いのか、わかりますか?

2010-01-17-接ぎ木(NG).


答えは










一つ目、接合面のカットが波打っていて、台のカット面との間に隙間が開いてしまう。
二つ目、反対側からのカットが鋭角すぎる。45度くらいが適当。
三つ目、相手の台のカットの切り込みに対してのカット面の長さが短すぎる。台のカット長さより5mmくらい長い方が良い。

でした。

う~ん、理論がわかると言うのと、その理論通りできると言うのは、全く別物です。
一見簡単そうに見える作業も、いざやってみると理にかなった形になるまでは、まだまだかかりそうです。これからは
『慣れるより慣れろ』
頑張らなくては!!!

*** KOHさんより上記訂正部のご指摘があり、確認致しましたところ豊臣秀吉の時代からあった技術は『シャクヤクにボタンを接ぐ』が正解でした。
読者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。訂正させていただきました。
KOHさ~ん、ご指摘大変ありがとうございました。単に私の入力ミスでした。


KOHさん、これからもどんどんご指摘下さいね~。宜しくお願い致します。


それから、他の読者の皆様も『これおかしいんじゃない?』と疑問に思われることがありましたら、是非コメント下さいませ。あくまでも趣味でやっていることとはいえ、間違ったことをそまののにしておくつもりはございません。
KOHさんの様に遠慮なくご指摘いただき、このブログにご参加いただけると管理人としては、この上なく嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。

お詫びとお礼まで・・・

接ぎ木の講習に行く予定です。

来週の日曜日は山香の大分農業文化公園に行ってきます。
私、こんなブログを書いている割に、挿し木はまともにできない、接ぎ木もしたことない、で情けないことこの上なし・・。

そんな落ちこぼれ状態を奪回すべく、立ちあがりました(笑)
・・・なんて、大袈裟なことじゃないんですけどね、西南暖地ブルーベリー研究会(大分)の吉野さんが開催する講習を受けることになりました。

去年、ブログで
『師匠やvery blueさんや仲尾様や吉野さんの講演会などを聞いてみたい』と、書いておりましたら、そのうちのひとつが年明け早々実現することになり、不思議な気分です。

去年、年末の挨拶にお電話をしました時に、たまたま
『吉野さんの活動のこと、ブログのコメント欄であげさせてもらいましたよ』
と言うと、
『えっ、困ったなぁ・・・』と言うので
『あら、まずかったですか?』
『いやいや、これ以上有名になっちゃったら困るから』
あはは、しょってますね~(笑)

『そう言えば、私が1月17日に接ぎ木の講習があるんですけど』と言う話しから、
トントンと話しが進みました。
私が聞いた時には、とっくに定員超えで、諦めていたら午後も講習を1回増やして20人の定員を午前・午後で各25人の枠に増やしたそうです。
ブルーベリーに関しては、不思議なんですけど、最近は自分がこうしよう!!!と思うよりも先に、いつの間にかレールを敷いてくれる人がいるっていうのが、何とも変な感じです。

で、いつの間にか調整して下さったみたいで、
『あなたのものも入れときましたよ~』と、後日電話をいただきました。

園芸講座~果樹の接ぎ木技術~
参加料:300円
定員:20名様(要予約)
講師:吉野賢一(公園職員・樹木医)


接ぎ木をやったことが無い、と去年のブログに書いていたこと、今年は『できる様になりました』って書きたいものですよね~。
吉野さん、ありがとうございました m(_ _)m

今年の目標は、少しづつですが、"いつになっても栽培初心者"を卒業していきたいと思います!!!
『習うより慣れろ』と申しますが、気持ち的には『習った上で慣れたい』が本音。吉野さんの技、しっかりこの目に焼き付けに行きますよ~


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Author:Reveille
ようこそリベイルの栽培日記へ!
ご訪問、ありがとうございます。

拙いブログですが、どうぞごゆっくりしていって下さいませ。
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