9月5日
***写真の一部と記事の一部を追加しました。***
今日はマニアックです。しかも長いです。
あっ、こう言うの苦手って方はパスで構いませんからね~。
(それと毎回、数人の方にご心配いただくので前置き・・以下記事に出てくる写真・個人名等はご本人様ご了承いただいている投稿です・・念のため)
久留米の田主丸を訪れた時、最初は葡萄のセイベル9110の栽培の失敗の原因が何だったかを知ることが目的でいったのですが、園主さんや奥様とお話しても尚、予定していた時間が余ってしまいました。
その後ジャボチカバを購入してもせいぜい30分。
せっかく久留米に来たので、ここの園を訪ねたかったのですが、

あいにくご不在でした。
しばらく写真にアップできなかったのは、自分の方に諸事情があってバタバタし、こちらの園の方とご連絡が取れず、許可をいただかないまま掲載しては申し訳ないなぁ、と思ってのことでした。
で、この度ご連絡が取れて、写真アップの運びとなりました(笑)
今、苗木のインターネット販売では、気になる存在のこの農園さん。
こちらの農園の
奥様がブログも開設なさっているのですよね~。
田主丸の苗木の中には、全国の7割とか9割近いシェアを持つ品種もあり、ここで販売されているものの中には、予約で埋まってしまっている苗もあるほど。
特に柑橘類には、珍しい品種が多い様です。
実は、
ブログのお仲間のくまくまばんばんさんは、柑橘類がとてもお好きの様で三宝柑を始め、
KOHさんがとっても面白いネーミングを付けたシリーズはもちろん、柑橘類の実生もたくさん育てていらっしゃいます。
私が田主丸に行く前に、このくまくまばんばんさんが、ある農園さんから苗を取り寄せようとしている、とコメントをいただいた時、ひょっとして、ここのことじゃないかしら、と写真を撮って来ていたのですよね~。
えへへ、勘はしっかり当たってましたよ~(^ ^)v
何の苗だったかは秘密みたいです(笑)
うふふ、今年の冬には、こちらの園を見学させていただくことになりました。また記事をお楽しみに~。
ちなみにミノウで吉岡と言う姓で農園をされていてブルーベリーの苗の販売をされているのは一軒ではありません。こちらの農園は、ミノウシリーズの選抜をされた方とは別人です。念の為(笑)西南暖地ブルーベリー研究会のことが頭に浮かんだら、
そうそう、行ってみたいと思っていたところがあった(笑)
『
巨峰ワイン』さん。
どこかの避暑地の様な涼しげな小道を登ると到着。

実は、私は2008年に、日本ブルーベリー協会と九重主催のブルーベリーin九重 シンポジウムの懇親会で巨峰ワインさんが作った『
ブルーベリーワイン』に出会いました。

これが、お酒があまり飲めない私でも、飲めて、凄く美味しかったので、どこで買えるのか探していました。県内で、1店舗販売店をやっと探し当てて、買いましたよ。その時、いつか『巨峰ワイン』さんもいつか訪ねてみたいなぁ・・、と思っておりました。
こちらの会長さんと前回の研究会の時にお知り合いになったのは去年のことです。
西南ブルーベリー研究会にて、現地見学の時、隣を歩いている方に質問をした時、即答をいただき、ちょっとびっくり。
世の中には、自分が疑問に思っていることをいとも簡単に答を出せる方がいるものなのだと・・・。
でも、その時、誰かは知らず・・・(笑)
後で宗像の萌ブルーベリー農園の奥様から
『さっき、巨峰ワインの社長(現在は会長さん)と話してたわね。とてもいい方でしょ。』と言われ、その方が『巨峰ワイン』の方だと知りました。
ちょこっとの間なんですけど、会長さんとローカルな話を楽しんで、
『会社にも遊びに来て下さい』とたぶん社交辞令?
『はい、久留米に行く時には連絡しますから、遊びに行きますね。』う~ん、これも社交辞令で答えたかどうかは、覚えてません(^ ^;)
と言ってからすでに11ケ月。遅っ!!!(笑)
しかもアポも取ってなくて、行きあたりばったりです、すみません・・・。
遊びでは、徹底的に無計画に動きまわる・・、O型の悪い癖です(T T)
本人はお気楽ですが、私の周りの方は、かなり振り回されているでしょうね。特に親友Mさん、いつもこんな私に付き合ってくれでありがとう!!!
今回は、アポ無しですから、最初からお会い出来るとは思っておりませんでした。
でも、また次回の西南暖地ブルーベリー研究会でお会いする際に、近くまで来ましたので園を拝見しましたよ~って、お話したくて見学させていただきました。
園の入り口は、童話の世界の様。
妖精達が、お出迎え。

どちらで取り次いでいただけるのかわからなかったので、売店へ行って、西南暖地ブルーベリー研究会の者です、と申しましたら、受付にいらっしゃった売店担当の入江さんが取り次ぎをして下さいました。会長(当時の社長)さんは、お盆がお忙しかったらしく、体調が優れないとのことで残念ながらお会いできませんでした。
その間に、園内を探検。好きなんですよ。あちこち見るの(笑)
こちらはワインの貯蔵庫兼見学できる様にしている地下の蔵です。
入り口入ってすぐのところには、昔ながらの圧搾機。
まだいつでも現役で使えそう・・・。

ひとつ階段を下りると1つ目の踊り場。しかも石段です。
ここに足を踏み入れただけでも、もうすでに地上と違う!!!
まるで異空間です。
ひんやり~。

さらに階段を下っていくと、大きなワイン保管棚。
こんなところで熟成されたワイン、美味しいのでしょうね。(と言いつつ、あまりワインには詳しくありません)
地下には『くの字』に曲がった通路があり、その途中途中に年代物のワインが積まれています。

そして、こちらが開設したばかりの頃の仕込んだ年代ものがコチラなんですよ。
73年もの。

この場所に立つと、ほんのりぶどうの良い香りが漂っています。(地下なのにぶどうの甘~い香りがほわっと幸せな気分にしてくれます)

ここまで奥に進んでくると、外の気温とまるで違うのが良くわかります。
避暑地と言われる場所よりかなり涼しいなぁ、って思って天井をみたら、結露です。
それだけ涼しい!!!

ガンガンに暑い夏には、涼しい場所兼ワイン、夏の見学場所としては最高です。
外に出たら現実に戻りました(^ ^;)暑い~~~。
ひとしきり見学したところで、お土産買って帰ろうとした時、販売スタッフの入江さんが会長さんは体調不良の為お会いできませんが、同じ西南暖地ブルーベリー研究会の者なら・・・、と総務部長の焼山さんと農園担当の鳥越さんを紹介して下さいました。
名刺をいただき、研究会の方2人と初顔合わせです。
去年から懇親会に参加したばかりの私は当然お二人に会ったことはありません。(笑)
ここの会長さんとお会いしたこと、今度宮崎にシャシャンボの接ぎ木を見学させていただこうかと思っていること、シャシャンボの実生を育てていることなど、お話しましたら、
『そう言えば長崎に二人シャシャンボに接ぎ木している人がいたなぁ。あちらの木も相当大きいですよ』と、栽培担当の鳥越さん。
『あっ、それ、宗像の仲尾さんから伺ったことがありますよ。そちらも行ってみたいと思っているんですけど、今度教えて下さいね。その前に宮崎を見たいんです。』
『大分と言えば、農業公園の吉野先生が公園で栽培したブドウをうちでワインに加工して販売しているのですよ。』
『あっ、ピオーネとかですよね。あれ、私も味見させていただきました。まぁ・・、どこかで皆さんが繋がっているものですね~。』
などなど・・、研究会の情報満載っぽく、話が尽きぬ、になりそうでしたが、何せお二人ともお仕事中。あまり長居は申し訳けないと思っていましたら、総務部長さんが園内を案内して下さいました。
これも、この方のお仕事のうちのひとつなのだそうで・・。
『うちは1973年に作ったワインが一番古いのですよ。地下は・・、』
『あっ、すみません。さっき見学させていただきました。偶然ですけどバッチリ73年ものも撮影させてもらいました』
『では、園を・・・』と言うことで葡萄園に。
案内されたところには見渡す限り葡萄ばかり。
その手前には、ブルーベリーのティフブルーが植えられており、実がいっぱいなっていました。その横には大苗の『日本のブルーベリー』と呼ばれている
シャシャンボが。これも実がワンサカ・・・。
葡萄は、まるで生垣の様に横1列に植えられていました。
せっかくなった実をカラスが袋ごとつついて房が落ちるとか、この地域で植えられている葡萄で摘み取り以外のものは、こちらでワインの原料になる、などと言うお話もうかがいました。
こちらでは、ティフブルーの横にサルナシと言う果物が植えられています。
お客様に葡萄を積みに来たついでにそちらも楽しんでいただきたいとのこと。
そして、
『何の苗を買われたのですか?』
『ジャポチカバ(
ジャボチカバ)と言うもので、グレープ味のジュースみたいで美味しいんですよ。』
『じゃ、早速うちでも今度植えてみます』とメモ。
あらら、そんなに簡単に決めていいの???(笑)
でも、数年後に摘み取りに来られたお客様にジャボチカバも一緒に味わっていただける日が来ると嬉しいですね~。
おそらく私が食べたものと同じ品種のものが植えられるでしょうから(^ ^)v
人と人の繋がりと言えば、ここの会長さんは日本ブルーベリー協会が発足した時のメンバーのお一人だそうです。
T&Fさんとかは、きっとお詳しいのでしょうね~。
焼山さん、ご案内ありがとうございました。短時間でしたが、西南暖地ブルーベリー研究会の皆さんとお話できて、とても研究会な時間が過ごせ、ありがたかったです。m(_ _)m
そして、お決まりの記念写真。
と言いいところですが、・・・うっ、いつもならここで、絶対に記念写真を撮るのに、さっきまで写真を撮りすぎて、電池切れ・・・。結局西南暖地ブルーベリー研究会の皆さんの写真を撮ることができませんでした。
ごめんなさい!!!と思っていたら、焼山さんからメールに添付して下さいました。ご無理をお願いしてすみません!!!(何から何までお世話かけます)

それから、しばし話し相手になって下さった製造担当の川島さん、大変お世話になりましたm(_ _)m

今まで久留米が遠いと言うイメージがあり、重い腰が3年間なかなか上がりませんでしたが、いざ行ってみると、景色。人柄。とても爽やかで素敵なところでした。
私にとって福岡がとても近いところになった様な気がします(^ ^)v
あ、そうそう、ここの園のシャシャンボは誰も食べていないのだそうです・・。誰が食べても構わないのだそうですが、木はほど良く大きいし、実はバケツ数杯分くらいありそうなのに、なんてもったいないんでしょう・・・。
晩秋には、シャシャンボを摘みに行って、シャシャンボのジャムでも作くりたいなぁ・・。
今日は、笑い無し、オチ無し、でも地下の涼しさだけは伝わったでしょうか?
やっぱり最後はブルーベリーかシャシャンボかぁ・・、と思われた方、うふふ、その通り!!!
今日の話は、たぶん極々少数の方にしかわからない話題だったかも。です。ごめんなさいね~。