大変ご無沙汰しております。
皆様、お変わりございませんか?
ずっとブログを放置しておりましたが、たまに更新しないとコロナで…?とご心配下さるブロ友さんがいらっしゃると聞き、久しぶりの更新です。
今年のブルーベリー栽培は大雨と日照不足に泣かされ、生産計画ボロボロな夏でしたねぇ。
最後の方はカメムシの被害に泣かされました。
今年は地元大分の方のみの摘み取り体験の受け入れをしました。当時はこんな感じのたわわになった実を楽しんで頂きました。
これまで来ていただいておりました方々は子供さんの成長と共に部活や遠征などで段々来れなくなる上に、コロナの関係で、今までメインだった県外からのお客様は当然ゼロ。
数年後には、そんなこともあったね、って笑える時が来るでしょうか。私も8月にコロナのワクチン接種をし、4月に3回目を打つ予定です。
皆さんはもう終わりましたか?

(↑あ、葉っぱの色、悪いでしょう。この後、硫黄華や微量要素などを施肥と共に追加し、改善しました。)
その代わり、通販で130〜140g入りを3パックx4箱の希望者が増えました。
また、今年は京が丘の直売所でジャムと生果の依頼が途絶えず、本当にありがたいことです。
そんな農園のブルーベリーも残り少なくなり、昨日で生果は予約分は最後の出荷となりました。
うちのブルーベリー農園の特徴は、ラビットアイ系の最晩生種を10月上旬まで収穫できることです。

これは2021年10月2日撮影。

ところが、今年雨避け栽培を始めたことで、メリットとデメリットがあることがわかりました。
雨避けは梅雨時期には、本当にありがたい存在となりました。
今年は6月上旬は雨が少なくて、雨避けなしでも大玉品種が良い状態で採れました。その後梅雨明け宣言してからがジトジト雨が続き、日照時間が短くて糖度が上がらないし、雨避けが間に合わなかった列は裂果が酷かったです。
雨避けの効果があったハイブッシュ系の列は、樹高もそれほだでもないせいか、裂果の無い良い実が採れて良かったのですが、今度梅雨が明けて晴れ続きになった途端に水切れサイン。適度に雨は降っていたけれど、雨避けが原因で水が不足する結果に。結局定期的に水やりが必要になりました。
樹高の高いラビットアイ系の方は葉が茂っているので、雨避けで通気性が悪くなったのと、カイガラムシやカメムシやマイマイガなどの害虫の影響をモロに受けました。
そうそう、途中うどんこ病がでましたが、ブロ友さんのサイトで紹介されていた甲殻類の殻を酢で炊いて煮出したエキスを薄めて散布しましたら、効果バツグン。
今年は新しく雨避けをしたことで、来年の課題も新たに増えました。
対策?もちろん施肥に少しの有機石灰を混ぜることです。
以前はそうしていたので、石灰硫黄合剤を冬に散布するのと、硫黄華だけでうどんこ病は抑えられていたんです。
ところが今年は施肥の内容に有機石灰を混ぜてなかったのを思い出しました。
それに忘れもしません。気温が高くて雨がタップリだと当然草の成長も早いです。
草刈りも普段の倍。平日は本職。土日は畑の管理でヘロヘロなブルーベリーの夏でした。
今年は、大雨+雨避けの恩恵を受けている状態で、最も美味しかったブルーベリーのハイブッシュやサザンハイブッシュの品種は、ニューハノーバー、シャープブルー、アーリーブルー、リベイル。
他は大雨で、なかなか甘みが乗るのに時間がかかりました。
ラビットアイでは早生から中生ではタイタン、オクラッカニー、フェスティバル、レッドパール。
晩生は残念ながら大雨の影響をモロに受けてほとんどジャム行。
晩生〜極晩生ではミノウブルー、ミノウエレガントがようやく甘くなり始めたのは9月に入ってから。最後まで美味しかったのは、ヤドキンとパウダーブルーとフクベリー。
例年、気候が次々と変わるし、年によって美味しい品種も変わるから、やっぱり品種はたくさんあった方が、どれか美味しい品種はあるものです。
そして、新しいことを始めると新しい課題が出てくる。それもまた楽し。趣味栽培の醍醐味かな。
それにしてもたった4ヶ月で、雨避けが藻で汚れています。
ハウスの皆さんはビニールの汚れをどんな方法で綺麗にしているのでしょうか…。
毎年交換するにはコストがかかるし、農園維持には資材費は本当にかかりますねぇ。